高硬度鋼用微細超深穴加工ドリル エポックマイクロステップボーラーHエボリューション「EMSBHE-ATH」にサイズを追加 MOLDINO

MOLDINOがこのほど、高硬度鋼用微細超深穴加工ドリル エポックマイクロステップボーラーHエボリューション「EMSBHE-ATH」にサイズを追加し、販売を開始した。
金型の製造コスト削減の一策として、熱処理後の鋼材(=高硬度鋼)を切削加工する“直彫り”がある。直彫りの中でも小径の深い穴あけは難易度が高く、金型製造の現場では細穴放電で加工するのが一般的であり、細穴放電は高アスペクト比の小径穴を加工できる反面、二次放電による加工品質の低下や、パイプ電極の寿命が短く頻繁な交換が必要となるため、常に人が機械についていなければならない等の課題があった。
同社は高硬度鋼の小径深穴加工の直彫り化を狙い、それまでのドリル設計の常識を覆す独自の切りくず排出機構を持つ「エポックマイクロステップボーラーH EMSBH-ATH」の拡販を続けており、実際に採用したユーザーからは、「加工品質の向上や省人化を実現できた。」などの高い評価を得ている一方で、小径領域における60HRCクラスの焼入れ鋼での安定性の向上や、金型の各ピン穴加工をカバーする上でのサイズ拡大を望まれる声も寄せられていた。
同社ではこれら課題解消のため、従来商品をポリッシュアップした新商品「エポックマイクロステップボーラーHエボリューション EMSBHE-ATH」を開発し2025年5月に発売に続き、注射針金型用ゲージピン穴規格に適合する118サイズを追加し発売した。
商品の特徴とメリット
(1)高硬度鋼の高精度微細深穴加工を実現するマイクロステップ加工専用の設計。
(2)独自の切りくず排出機構と刃形により、L/D=30の小径深穴の加工が可能。
(3)細穴放電に比べ、バリの抑制や穴精度・加工面が改善される。
(4)金型の各種ピン穴あけの切削加工化により、大幅な省人化・無人化が可能。
(5)表面処理の最適化により、60HRCクラスの高硬度鋼加工で安定性が向上。
(6)工具径のラインナップを大幅に拡大。ワイヤー放電やリーマに合わせた工具径の選択で後工程の取り代を調整できる。
■推奨できる加工用途
注射針金型用ゲージピン穴を含む金型の各種ピン穴加工に代表される高硬度鋼の小径高精度深穴加工
■仕様(追加発売品)
工具径:Φ0.1~2(242アイテム)
■価格
6,900円~12,410円(消費税別)



