【INTERMOLD2026(大阪)】注目企業はココだ!

前回展(大阪)の様子

 

 「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展2026」(主催=日本金型工業会/テレビ大阪)が本年4月15日(水)から17日(金)までの3日間、インテックス大阪で開催する。会場内では最新設備や金型設計・製造から金属プレス・プラスチック成形に至る注目のソリューションが展開される。INTERMOLD(大阪)の注目企業を掲載する。
 (あいうえお順:イワタツール/オーエスジー/大昭和精機/ダイジェット工業/日進工具/ブルームノボテスト/牧野フライス製作所/MOLDINO/安田工業)

HRC40~72の焼入れ鋼に直接穴加工を可能に!
●イワタツール

 今回の目玉は、トグロンハードドリル。この製品はHRC40~72の焼入れ鋼に直接穴加工を可能にする高硬度材に特化したドリル。中でも「トグロンハードロングドリル」は焼入れ鋼に直接30D以上の深穴加工が可能。さらにドリルのみで穴径精度h7を実現。金型の製作工程において、マシニングセンタでの直彫り加工後、そのままエジェクターピンや冷却穴などの加工を行うことが可能となる。

 

ワイヤーカットや放電加工機に移す必要がなくなることで、金型製作の工程リードタイムを70%削減。金型加工における大幅な生産性向上が期待できる。標準品としてΦ0.8~6mmを取り揃えている。

SKD11 HRC60の焼き入れ鋼の加工ではφ2mm 深さ41mmの貫通穴を、加工時間40秒、寿命80穴以上を達成した。条件をさらに落とせば150穴以上の加工も可能である。穴精度は条件によりH7以上が可能である。


 

加工現場のDX化に貢献
●オーエスジー

 見どころは、MONOlithbox(モノリスボックス)。これは、自動化・省人化を実現する工具管理DXツールで、高齢化や人口減少により労働力不足が深刻化する「2030年問題」に対し、工具の発注・管理をデジタル化することで、業務の効率化と作業負荷の軽減を実現するもの。必要な機能のみに絞り込んであるため、工具のバーコードをスキャンするだけの非常にシンプルな操作で、誰でも直感的に扱える。また、MONOlithboxはサブスクリプション形式のため、初期導入コストを抑えながら、追加料金なしで新機能のアップデートを利用できます。

  また、今回は技術・人材・生産性の向上を総合的に支援する〝金型製作のパートナー〟として利益を生み出す仕組みづくりをサポート。金型製造コストの上昇、新人の育成、属人化した技術の継承など、多くの現場が抱える課題に対して、金型に特化した技術支援やCAMオペレーター育成プログラム、加工プログラムの作成支援などのサービスで解決へと導く。

 

加工精度が必要な時の最適ホルダ
●大昭和精機

 注目したいのは、操作性に優れたハイドロチャック。繰り返しの精度が安定しており、リーマ加工や仕上げのエンドミル加工など、加工精度を必要とする場合に最適なホルダだ。

 自動車部品加工や高精度金型加工をはじめ、複雑なワーク形状や、治具の干渉など、複合加工機や5軸加工機におけるチャックの干渉も回避し、様々な加工で高い振れ精度を実感できる。

 インターフェイスは二面拘束ビッグプラスBBT30、40、50。HSK-A40、50、63、100。HSK-E25、32、40、50。HSK-F63。BIG CAPTO C4、5、6。ST20、32。刃具把持径はφ3〜φ42。最高60,000回転。自動旋盤用の「レースタイプ」も取り揃え、狭い機内における刃具交換も容易に行なえ、刃具の繰り返し着脱精度±1μm。刃具締め付け前後による工具長の変化も無い高精度チャックである。

加工改善につながる豊富な工具群
●ダイジェット工業

 今回は、多様化、難削化する被削材に適応し、顧客の加工改善につながる高能率・高性能な最新MC加工用工具(金型加工用工具・ドリル)を中心に出展。

 主な出展製品は、今年2月に新発売した「マックスマスターミニ」のほか、アルミ高速加工用エンドミル「アルミジェット」、正面フライスカッタ「PNS-Rebon」、超硬シャンクアーバ「頑固一徹」など。なかでもマックスマスターミニは、小型インサート採用で小径多刃仕様により、従来品を上回る高能率な粗加工を実現するという期待の新製品。特長は、インサートは両面4コーナー仕様で経済的なうえ、ボディの本体剛性も従来比44%向上したこと。太径・細めねじの採用で、ねじ折損やゆるみを防止し、インサートをしっかりと固定。安定した加工をサポートする。

 

 他にも参考出品として、今後発売予定の新製品数点を展示予定。

春の新製品群に注目!
●日進工具

 今春発売の新製品に注目! 鍛造・プレス型などの70HRCまでの高硬度鋼直彫り加工に対応した『無限コーティングプレミアムPlus』シリーズからは、無限コーティングプレミアムPlus 高硬度鋼高精度加工用2枚刃ボールエンドミル MSBSH230、無限コーティングプレミアムPlus 高硬度鋼加工用4枚刃・6枚刃ラジアスエンドミルMHDSH445R/MHDSH645R。

 そして、炭素鋼の平面仕上げ品位を向上させ、ゴム型などで磨き時間の短縮を実現するのは、③サーメットロングネックラジアスエンドミル CHR430Rだ。
 

 その他、同社の強みである、精密・微細切削における困りごとを解決できる製品を、分野ごとに多数紹介。4月16日(木)13時からは「ものづくりのアップデートと現場を変えるヒント ~新しい切削加工のカタチ~」と題したテクニカルワークショップを開講(事前登録制・同業者聴講不可)。

機上測定のスマートシフトへ貢献
●ブルーム-ノボテスト

 今回は「機上測定のスマートシフト~人か機上か、その境界が生産性を変える~」をテーマに、人材不足や技能継承等の課題への解決策として、機上測定によるプロセス自動化を提案する。実機デモ、プレゼン(毎時実施)、ソフトウェア体験コーナー等を通じ、最先端の機上測定ソリューションが見どころだ。

 一押しは、最新の機上ワーク測定ソフトウェア「フォームコントロール X(エックス)」。同製品は、加工後ワークの測定プロセスを工作機械に集約し、だれでも簡単に生産効率を向上させることが可能なソフトウェア。人材不足やスキル継承などの課題解決に向け、加工現場の技能レス測定ソリューションを提供する。特長は加工後のワーク形状を機上でそのまま測定可能で、NG品は再度芯出し作業をせずに追い込み加工品もできること。対話式で直感的に操作でき、ワーク形状の自動認識によるガイダンスを基に、測定点などを設定。最適な測定経路を自動生成するなど、経験やスキルに頼らずに測定するための機能を数多く搭載する。

 

工具間段差の無さが感じられる加工事例に注目!
●牧野フライス製作所

 注目したいのは、工具間段差の無さが感じられる新規加工事例だ。

 展示では①2m級の高面品位 大型金型(自動車インストルメンタルパネル金型)、②金型加工工程における自動化をサポートするソフトウェアのご紹介、③EDM加工事例 磨きレス&高能率放電「リブ・ヒートシンク」など、④アフターサービス マキノマシンケアパッケージの紹介などを実施する。

 同社の一押しマシンは、〝出展機の作り手の意図を正確に具現化する機械〟として開発され、「V33i」からの正当な進化を遂げた「V300」。従来は象限突起やスジ、工具段差を気にして過剰にプログラムを作成したりするなど面倒臭いことも、送り機構の見直しで軸反転時に発生するスジを大幅に低減できるので高面品位な加工を実現できるようになった。さらに機械本体の発熱と環境温度変化に対応する機能の搭載で、発熱部の冷却を徹底しているのに加え、eStabilizerを搭載し、顧客の工場環境下での環境温度変化に合わせての最適化が可能になった。

高難度な金型加工分野向けの最新工具を紹介
●MOLDINO

 今回のテーマは、「金型加工の最先端へ」。

 高硬度鋼・深彫り・小径加工など高難度な金型加工分野に向けた最新工具と加工提案を行う。

 一押し製品は、「エポックマイクロステップボーラー(EMSBHE/SE)」で特長は、①細穴放電加工に代わる微細・深穴の切削加工を実現し、工程削減と加工時間短縮に貢献、②独自の切りくず排出機構と高剛性設計により、小径・深穴でも折損しにくい安定加工を実現、③高硬度鋼向け(H)と鋼材・非鉄の超深穴向け(S)をラインナップし、用途・被削材に応じた最適提案が可能、④バリ抑制と穴精度・加工面の向上により、後工程削減と品質安定を両立、⑤最大L/D=50の超深穴加工や0.01mm刻みの微細径に対応し、高精度な微細加工ニーズに応える、⑥夜間・無人運転を見据えた長寿命設計により、生産性向上と現場負荷低減に貢献。

誰でも高精度5軸加工を実現! 初出展となるLabonosのサンプルも!
●安田工業

 今回の同社はひと味違う! 目玉となるのは〝5軸の精度で魅せる!カンタンに誰でも高精度YASDAの5軸に刮目!〟をテーマにした「YMC650+RT20」。このマシンは、高まる微細加工ワークの複雑形状化および大型化ニーズに応えるべく、構造から一新した超高精度リニアモータ駆動、高剛性機体構造の5 軸マシニングセンタ。

 YASDA製ロータリーテーブル「RT20」搭載、独自の熱変位対策により長時間連続加工でも安定した高精度5軸加工を実現する。

 また、INTERMOLD大阪で初出店となる「Labonos」(ラボノス)のサンプルワークを展示。切削加工機ならではの圧倒的な高精度・高品位な造形出力を備え、3Dプリンターと同様以上の使いやすさを実現した。樹脂型を部門や個人レベルで自己完結できる革新的なソリューションを会場にて目にすることができる。

 

 

 

 

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