DMG森精機、国産AI開発のNoetraへ出資 フィジカルAIで製造現場の高度化へ
DMG森精機はこのほど、国産AI基盤モデルの研究開発を手掛けるNoetraへ出資したと発表した。製造現場におけるAI活用を加速させるとともに、フィジカルAI技術の実用化を通じて、次世代の製造ソリューション創出を目指す。
Noetraは、国産のマルチモーダル基盤モデルやフィジカルAI基盤技術の研究開発を目的に設立された企業。製造業をはじめとする産業現場で蓄積される膨大なデータを活用し、ロボットや機械が実環境を認識し、自律的に判断・行動するフィジカルAIの実現に取り組んでいる。また、研究成果を国内企業や研究機関へ広く提供することで、日本のAI産業や製造業の競争力強化と産業横断的なAIエコシステムの構築を推進している。
DMG森精機は、工作機械、自動化、デジタル技術を融合した「マシニング・トランスフォーメーション(MX)」を推進しており、AIを生産性向上や品質向上、人手不足への対応を支える重要技術と位置付けている。
今回の出資について同社は、安全保障や輸出管理など高い機密性が求められる分野で活用可能な国産AIへの期待に加え、製造現場で培われた熟練技能やノウハウといった暗黙知のデジタル化にも期待を寄せている。また、フィジカルAIの実用化によって、加工条件の最適化や品質向上、省人化などへの貢献を見込む。
同社では今回の出資を通じ、国内産業界におけるAI技術の発展を支援するとともに、製造現場で培った知見をAI開発へ活用し、次世代の製造ソリューション創出につなげていく方針。
■Noetra株式会社の概要
代表者:代表取締役社長 丹波廣寅氏
所在地:東京都渋谷区渋谷2-24-12
設 立:2026年1月7日(2026年6月1日に株式会社日本AI基盤モデル開発から社名変更)
事業内容:国産マルチモーダル基盤モデルの研究開発、モデル開発用インフラの検討


