三菱マテリアルとMOLDINO、国内切削工具販売事業を統合 ~2027年4月に新会社が事業開始~

 三菱マテリアルはこのほど、完全子会社のMOLDINOと国内の切削工具販売事業を統合すると発表した。2026年10月下旬をめどに100%出資の新会社を設立し、2027年4月1日から「三菱マテリアルツールズ株式会社」として事業を開始する予定。

 今回の統合は、同社の中期経営戦略(2026~2028年度)に基づく事業基盤の強化と収益力向上を目的としたもの。

 近年、製造現場では省人化や高効率化、高精度化への要求が高まっており、自動車、航空宇宙、半導体、金型・部品加工など、幅広い分野で加工技術や切削工具に求められる性能が高度化・多様化している。

 こうした市場環境の変化に対応するため、両社がそれぞれ展開してきた国内販売機能を集約し、技術提案力や営業力の強化を図る。

 三菱マテリアルは、旋削工具、フライス工具、穴あけ工具など幅広い切削工具を展開する一方、MOLDINOは金型加工分野を中心に高い技術力とブランド力を持つ。両社の製品群や技術提案力、営業ノウハウを結集することで、顧客の加工課題に対して、より総合的なソリューションを提案できる体制を構築する。

 また、営業拠点やバックオフィス機能の効率化、営業リソースの最適配置を進めるとともに、顧客基盤の共有による営業活動の強化も目指す。

 新会社は埼玉県さいたま市に置き、切削工具および超硬・ハイス製品の販売、技術サポート、関連サービスを担う。両社の国内切削工具販売事業は、吸収分割によって新会社へ承継する。

 統合後は新会社が国内販売機能を担い、三菱マテリアルとMOLDINOは開発・製造に注力する。 なお、「Mitsubishi Materials」「MOLDINO」の両ブランドは統合後も継続し、それぞれの強みを生かした製品・サービスを提供していく方針。
 

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