【切削工具・周辺機器編】「JIMTOF2026」注目企業の見どころはココだ!

前回展の様子

 

「JIMTOF2024」で出展される注目各社の最新切削工具・周辺機器を公開!

〈イワタツール/オーエスジー/北川鉄工所/住友電気工業/大昭和精機/ダイジェット工業/日進工具/不二越/ブルーム-ノボテスト/三菱マテリアル/MOLDINO/ユキワ精工(あいうえお順)〉

穴加工の常識に挑む! AI活用からロボット加工まで多彩な技術を披露
●イワタツール

 人手不足や生産性向上への対応が急がれる製造現場では、加工の高速化・高精度化に加え、自動化技術の重要性が高まっているなか、イワタツールは「常識を疑え」を掲げ、穴加工の新たな可能性を提案する。注目の工具は、そのほか、ヘリカル穴加工エンドミル「ドリルミル」、高硬度用工具「トグロン®ハードシリーズ」、高速面取工具「トグロン®マルチチャンファー」、超精密パイロットドリル「SPセンターZERO」などを紹介する。切削条件を短時間で算出するAI搭載の加工条件計算アプリも見逃せない。
 さらに、ファナックの「ROBODRILL」とロボットを組み合わせた加工や、ブラザー工業の「SPEEDIO」によるアクリルの高速加工など、多彩な加工技術も披露。ブース内では30分に1回、プレゼンテーションを実施する。

過去最多の新製品を披露! 注目は「ZEROシリーズ」
●オーエスジー

アルミ合金用スパイラルタップ「A-SFT-AL」

 製造現場で加工の高能率化や高精度化が求められるなか、同社では過去最多となる新製品を発表する。最大の注目は、JIMTOFで初披露する新ブランド「ZEROシリーズ」だ。単なる加工改善にとどまらず、部品設計の常識そのものに変革をもたらすという〝ゲームチェンジング〟なタップで、タップ加工の新たな基準を打ち出すもの。会期中にベールに包まれたZEROシリーズの詳細が明らかになる!
 このほか、ステンレス用スパイラルタップ「A-SFT-SUS」、アルミ合金用スパイラルタップ「A-SFT-AL」、硬脆材加工用工具「6C x OSG」など、多彩な製品を展示。
さらに、10月29~31日にはブース内にヒューマノイドロボットも登場。工具技術の進化と最先端のロボット技術を間近で体感できる。

「ともに解決、ともに挑戦」
●北川鉄工所

 製造現場では、人手不足への対応や生産性向上が急務となるなか、複数の加工工程を1台の機械に集約する工程集約への関心が高まっている。段取り替えやワークの付け替えを減らすことは、加工時間の短縮だけでなく、加工精度の安定化や省スペース化にもつながるため、限られた設備と人員でいかに効率よく生産するかが重要な課題だ。
 こうした時流を背景に同社のブースでは、「ともに解決、ともに挑戦」をテーマに、ワーク把持、自動化、難削材・脆性材加工、精密加工まで、現場課題に応える多彩なソリューションを提案。注目は、旋削機能付きNC円テーブル「TDR380」。コンパクトマシニングセンタに旋削機能を付加し、旋削・穴あけ・ミーリングを1台・1チャッキングで実現することで、工程集約、省スペース化、段取り削減、生産性向上に貢献します。実演加工を通じて、その効果をわかりやすく紹介する。

注目! 鋼旋削用コーテッドサーメット材種「T2100Z」
●住友電気工業

 サーメットは主成分であるチタン化合物により鉄との親和性が低く、鉄系金属の加工において光沢のある仕上げ面を実現できる。また、希少資源であるタングステンの使用量が少ないことから、持続可能なモノづくりへの関心の高まりに伴い、需要が拡大している。
 一方で、従来のサーメットには耐欠損性が低いという課題があった。そこで同社は合金組織を見直し、靭性を向上させた新サーメット合金を開発した。従来品と同等の耐摩耗性や加工面品位を維持しながら、耐欠損性を3倍以上に向上させた。
 さらに、高密着コーティング技術により、仕上げ加工において抜群の安定性を発揮する。これにより工具寿命の延長を実現し、多様な加工ニーズに対応する。

モノづくりをサポートする製品アイテムを一堂に展示
●大昭和精機

アングルヘッド センタスルータイプ

 製造現場では、加工の高精度化や高能率化に加え、人手不足を背景とした作業負担の軽減が重要な課題となっている。同社では、こうしたニーズに応える高精度ツーリングや切削工具、測定・管理関連製品を一堂に展示する。
 注目は、機械主軸から刃先へのクーラント供給を可能にした「アングルヘッド センタスルータイプ」。位置決めブロックへのクーラント引き込み工事が不要となる。
 また、安定した深穴加工を実現する刃先交換式深穴ドリル「ディープスター」や、大径・ロングツールの軽量化と高剛性を両立する大径・軽量ボーリングシステム「CKNコネクションシステム」も披露。後者は加工径φ200~φ340の大径加工にも対応し、作業者の負担軽減にも貢献する。

 

メインテーマは工具コスト削減!
●ダイジェット工業

 切削工具のコスト上昇や生産性向上への対応が求められるなか、同社は、ソリッド工具から刃先交換式工具への切り替えによる工具コスト削減をメインテーマに、多彩な製品と加工ワークを展示する。
 注目は、高能率荒加工用刃先交換式カッタ「マックスマスターミニ」。従来品より小径かつ多刃仕様とすることで、さらなる高能率加工を実現した。インサートは両面使用可能な4コーナ仕様で経済性にも優れる。
 低抵抗なブレーカ形状と高剛性設計により長寿命化を図ったほか、クランプねじの大径化で折損を防ぎ、安定した固定を実現する。ほか、超硬シャンクアーバ「頑固一徹」などを披露し、今後発売予定の新製品も初公開する予定だ。

小径工具の活用で高精度加工と生産性向上を追求
●日進工具

CBNスーパースパイラルボールエンドミル「SSPB220」

 製品の小型化や高精度化が進むなか、微細加工では加工精度と生産性の両立が重要な課題となっている。こうしたなか同社では「進化する微細加工」をテーマに、多様なニーズに応える小径工具の活用方法を提案する。注目は、過去1年以内に発売した12種の工具を一斉展示するほか、今後発売予定の新製品も発表する点だ。CBN工具や精密5軸加工、鏡面加工などの事例に加え、工具選定や加工を支援するソフト面の情報も充実させる。
 ブースでは毎日、各種工具や加工技術に関するプレゼンを実施。10月28~30日には製造系YouTuber「なんとか重工」のケロ氏を迎え、「MLFH330」をテーマに特別対談も開催する。小径工具の可能性を広げる提案に注目したい。
 

加工方法まで踏み込む「現場最適化」を提案
●不二越

 同社は、”NACHIと挑む「現場最適化」プロジェクト”をテーマに、変化し続けるものづくり現場の課題に対し、工具だけでなく最適な加工方法まで含めたソリューションを提案する。今回の展示では困りごとから解決までのプロセスを分かりやすく紹介。
 1時間に一回実施するプレゼンステージでは、顧客と共に改善を進めた実際の事例について取材した内容を発表する
 同社では、「出展商品は、バリレスシリーズ、エアスカイビングシステム、ハイス工具などの各商品に加え、自動車・航空機・産業機械関連の切削工具を展示いたします。ぜひご覧ください」と意気込みを示している。

機上測定で自動化・省人化を加速!
●ブルーム-ノボテスト

 製造現場では、人手不足を背景に自動化・省人化が急務となるなか、加工から測定までを工作機械上で完結させる機上測定技術への関心が高まっている。今回は「機上測定のスマートシフト」をテーマに、工具やワークの測定工程を機上に集約する多彩なソリューションを提案する。
 注目は、レーザー式工具測定システム「LC50-DIGILOG」と、測定結果を可視化・解析するソフトウェア「LC-VISION」。工具の摩耗や振れなどを把握し、品質の安定化と生産性向上に貢献する。さらに、工具径5µmからの微細工具に対応する新製品「LC54-DIGILOG」も紹介。ブースでは実機デモや毎時開催のプレゼンテーションを通じ、測定工程の自動化に向けた技術を披露する。

工具の悩みから資源循環まで! 「Mスクエア」で現場課題に挑む
●三菱マテリアル

 JIMTOF2026では、三菱マテリアルとMOLDINOが、"共創"テーマ「Mスクエア」のもとで出展。「きっと見つかる、もっと広がる、“最適解がここにある”」を掲げ、加工現場を取り巻く環境が変化するなか、顧客が抱えるさまざまな加工課題に、両社の技術・製品・提案力を結集して応える。会場では、加工条件や工具選定、加工トラブルなどを技術スタッフに直接相談できる「お気軽相談室」を展開。
 さらに、使用済み超硬工具を回収・再資源化し、タングステン資源を循環利用する超硬工具リサイクルの仕組みも紹介する。新製品の展示も交え、持続可能なものづくりと生産現場の課題解決につながる「最適解」を提案する。

「世界の"難削領域"で選ばれるブランドへ」
●MOLDINO

 同社では、最新かつ最適な工具と加工方法で切削時間を半減し、製造費全体のコストカットを提案する「PRODUCTION(プロダクション)50™」を実現する工具を加工ワークとともに展示する。加工精度の向上や加工時間の短縮、人手不足の解消といった顧客の課題解決のため、最新の切削工具を使ったトータルソリューションを提案する。 
 次世代超硬合金 “IXシリーズ”第2弾として、新春発売予定の「高硬度鋼加工用超硬ラジアスエンドミル IXエポックディープラジアスTH3(IX-EPDR-TH3)」を出展。新開発超硬素材の採用により耐摩耗性と耐欠損性を高レベルで両立。本商品は、高硬度鋼の高精度加工において、従来の超硬工具の常識を覆す圧倒的なパフォーマンスを実現する。

安定加工と工具寿命を高める「スーパーG1チャック」
●ユキワ精工

 ツールホルダーは、工作機械の主軸と切削工具をつなぐ重要な機器であり、その性能は加工精度や生産性、さらには切削工具の寿命にも大きく影響する。同社の「スーパーG1チャック」は、高い振れ精度・剛性・把握力を特長とし、切削工具を確実かつ高精度に保持。
 加工中の工具の振れやビビリを抑え、切削状態を安定させることで、工具本来の性能を引き出し、工具寿命の向上と安定した高精度加工を実現。工具交換回数や加工不良の削減にもつながり、工具費の削減をはじめ、加工時間の短縮やランニングコストの低減に貢献する。さらに、保管時や使用環境での錆対策に対応した防錆仕様も用意しており、高精度・高能率加工を支えるツールホルダーとして、加工現場の生産性向上をサポートする。

 

MOLDINO