モリテックスが超小型のレンズ・照明・カメラ一体型ビジョンユニット「miniMML」
2012年04月26日
モリテックスは、半導体製造装置や液晶製造装置、電子部品実装機、工場のライン監視、製造ラインなどの画像処理関連分野の市場向けに、レンズ・照明・カメラ一体型ビジョンユニット「miniMML」の販売をこのほど開始した。
「miniMML」は、高さ15mm の筐体にテレセントリックレンズ・LED 照明・カメラを組み込んだ画像撮像機器。従来型の同等性能を持つ製品に比べ体積を20 分の1にまで減少させて、テレセントリックレンズを搭載し、画像を取り込む上で不可欠な照明とカメラを組み込んだマシンビジョンシステムとしては世界最小の機器となる。作業スペースの確保と装置全体の小型化に貢献でき、従来、マシンビジョンを用いることができなかった分野への展開も可能となった。
これだけの小型化を実現したにもかかわらず、レンズの解像度は従来型マシンビジョンレンズと同等の性能を実現ている。
装置搭載型マシンビジョンシステムの新たなるスタンダードとなりうる本製品を、日本国内、韓国、台湾などのアジア地域は同社の販路をつかって販売し、欧米では、親会社であるSCHOTT(ショット)グループの販売網を活用、中国においては両社の販路を利用して販売していく計画。