「生産性がアップした」と大反響! 新日本テックの「かす上がり防止レーザ加工」がすごい!
2012年05月14日
新日本テック(社長=和泉康夫氏)の「かす上がり防止レーザ加工」が注目を浴びている。
“かす上がり”とは、プレス打抜きされた“貫かす”がダイの中に保持されずに、パンチに付着してダイから浮き上がる現象のことをいう。プレス打抜きが高速化し、打抜き材料が薄板化するほど、かす上がりが発生しやすくなり、金型破損や不良品の原因となる。
“かす上がり”とは、プレス打抜きされた“貫かす”がダイの中に保持されずに、パンチに付着してダイから浮き上がる現象のことをいう。プレス打抜きが高速化し、打抜き材料が薄板化するほど、かす上がりが発生しやすくなり、金型破損や不良品の原因となる。
同社ではプレス打抜き加工の稼働率を向上させ、現在、現場からは「生産性がアップした!」と大反響を呼んでいる。
「ベリリウム銅t0.05材の高速打抜きプレス金型に採用した。従来はかす上がり対策で5~20万ストローク毎に金型メンテナンスを行っていたが、このレーザ加工を導入後、80万ストローク毎に再研磨をしているが、現在280万ストロークでもかす上がり発生もなく稼働中で、メンテナンス工数を大幅に削減できた」と、顧客の喜びの声があがる。
「かす上がり防止レーザ加工」は、経済産業省が主催する「第4回ものづくり日本大賞」の製造・生産プロセス部門において優秀賞を受賞しており、同社では参画事業「次世代KSI用超薄型PCDダイシングブレード製造販売事業」が近畿経済産業局より、新連携事業計画に認定されている。和泉社長は、「今後もものづくりに微細精密加工技術でお応えするとともに、製造工程で生産性が向上する技術や各種製品の開発にも注力する次第です」としている。