「リーマンショック前の8割強まで回復」 日工会が総会を開催

あいさつする横山日工会会長
あいさつする横山日工会会長
日本工作機械工業会(会長=横山元彦氏)が5月24日、都内のホテルニューオータニで通常総会を開催した。

総会後の懇親会であいさつをした横山会長は、「昨年5月、東日本大震災による混乱が続きます中、会長の泰訳を仰せつかってから、丸1年が経過しました。業界を取り巻く内外の環境が楽観を許さない中、皆様方のお陰をもちまして、工作機械産業ビジョン2020の策定を始めとする、各重点事業において成果を収めるとともに、第震災への対応やタイ洪水などの難局をなんとか乗り切ることができました。また、昨年12月には創立60周年の節目を皆様と盛大にお祝いし、本年4月には一般社団法人へ滞りなく移行することができました」とお礼の言葉を述べたあと、受注動向について、「平成23年度の工作機械受注額は、新興国を中心とした外需主導のもと、前年度比17.7%増の1兆3111億円となり、リーマンショック前の8割強まで回復しました。このうち外需は約7割を占め、史上最高額を更新しております。超円高の逆風の中でも海外から9千億円規模の受注を得ていることは、わが国工作機械が、世界各国からの根強いニーズと高い信頼を勝ち得ている証だと思います」とした。

このあと、上田隆之経済産業省製造産業局長があいさつをした。

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