新製品を続々投入! 耐熱合金を熟知したダイジェットならではの「耐熱合金用エンドミルDV-SCMS形」や、Z方向に威力を発揮する突き加工用カッタ「バーチカルZ」に注目!
2012年08月09日
ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏 本社:大阪市平野区加美東2-1-19)が、新製品を続々市場投入している。
「高剛性ボディと高剛性チップの組合せで、突出し長さが長い深彫り・荒加工でも安定した加工が可能な高能率突き加工用カッタが開発コンセプトのこの製品の特長は、高剛性かつ耐久性に優れたG-Bodyを採用したカッタ本体と、チップ厚みを厚くし剛性の高いチップ配列の採用により、荒加工での抜群の安定性を実現したことです。突出し長さが長い深彫り荒加工でもびびりなく使用でき、加工能率を大幅アップしました」(田渕氏・木村氏)
このほど発売した「耐熱合金用エンドミル」は、耐熱合金・チタン合金の肩削り、トロコイド加工に威力を発揮する製品であり、開発のコンセプトは“耐熱合金を高速・高能率に加工できる、低抵抗・多刃のソリッドエンドミル”。
7.4m 加工後のワークの状態
7.4m 加工後の摩耗状態 左:逃げ面 右:すくい面/逃げ面摩耗量0.09mm
●サイズと販売価格
・Φ6(DV-SCMS6060) 11,000円。
・Φ16(DV-SCMS8160) 53,200円。
初年度は3000万円の販売を見込んでいる。
突き加工はZ方向で攻めろ! 「バーチカルZ」は高いチップ剛性が荒加工に威力を発揮する!
もうひとつ、このほど炭素鋼、合金鋼、工具鋼、鋳鉄、鋳鋼の突き加工に威力を発揮する「バーチカルZ」を新しく発売した同社。「高剛性ボディと高剛性チップの組合せで、突出し長さが長い深彫り・荒加工でも安定した加工が可能な高能率突き加工用カッタが開発コンセプトのこの製品の特長は、高剛性かつ耐久性に優れたG-Bodyを採用したカッタ本体と、チップ厚みを厚くし剛性の高いチップ配列の採用により、荒加工での抜群の安定性を実現したことです。突出し長さが長い深彫り荒加工でもびびりなく使用でき、加工能率を大幅アップしました」(田渕氏・木村氏)
この「バーチカルZ」は、従来、ダブルクランプで補強していたことをさらに改良し、正面にチップが付いている。カッタ本体とチップの厚みを厚くしたこと(従来より1.4倍厚くなった)で耐久性が大幅アップし、過酷な突き加工でも耐える強靭工具となったのだ。
ニッチな工具だが、鋳鉄・鋳鋼の粗取り加工に抜群の安定性を求める方々に貢献する工具といえよう。
●サイズと販売価格
・ホルダ=Φ50:47,500円~ Φ100:88,700円。
・チップ=材種はJC8015のみ 2,240円。
初年度販売額は3,000万円を見込んでいる。
なお、同社では、本年11月1日(木)~6日(火)まで東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2012」に出展する。
「この展示会では耐熱合金を熟知したダイジェットならではの新しい工具も発表し、皆様方に加工を見ていただく所存です」とのこと。今後の展開に要注目だ。