「国内は震災の復旧・復興のための需要により増加、輸出は堅調」需要予測まとまる 建機工
【国内出荷】
2012年度上期は、震災の復旧・復興に起因するリース・レンタル向け等の需要が見込まれ、油圧ショベルの前年比42%増加を始め9機種が増加すると予測し、上期計では3075億円(前年同期比30%増加)になると見込まれる。下期についてもトンネル機械を除く9機種が増加すると予測し、下期計では3591億円(同10%増)と予測。この結果、2012年度計では6666億円(同18%増加)となり、3年連続で増加すると予測。2013年度は引き続き震災の復興需要や、消費税増税を控えた駆け込み需要の増加が見込まれ、9機種が増加すると予測し、上期計では3340億円(同9%増)、下期計では3939億円(同10%増)と予測している。2013年度合計では、7279億円(前年同期比9%増)となり、4年連続で増加すると予測している。
【輸出】
2012年度上期は、新興国及び資源開発国向けの需要に加え、北米、オセアニア向けの需要が好調であるなどから、建設用クレーンの前年比29%増加を始め、9機種が増加すると予測し、上期計では7620億円(前年同期比8%増)と見込まれる。下期にういても7機種が増加すると予測され、下期計では、8386億円(同5%増)と予測し、この結果2012年度合計では、1兆6006億円(同6%増加)となり、3年連続で増加すると予測している。この好調は、2013年度も継続し、2013年度上期は前年同期比10%増加、下期は前年同期比9%増加し、この結果、2013年度合計では1兆7488億円(同9%増加)となり、4年連続で増加すると予測している。
*日本建設工業会が本年7月時点で正会員である建設機械メーカー68社を対象に実施した需要予測結果を取りまとめたもの。予測機関とした2012年度上下期と2013年度上下期の4期に関して、建設機械を10機種に区分し、国内及び海外への出荷金額をアンケート方式により予測調査をしたものであり、今回で42回目の調査となる。