高能率加工用エンドミルシリーズ『エポックパナシアボール』 ロングシャンク品アイテム拡大! 日立ツール
2012年09月05日
日立ツール(社長=田中啓一氏)が、このほど高能率加工用エンドミルシリーズ『エポックパナシアボール』ロングシャンク品のアイテムを拡大した。
同シリーズは炭素鋼から焼き入れ鋼、そして一部非鉄金属までの幅広い鋼材を汎用の加工領域から高能率加工領域まで適用できるシリーズとして2010年から発売を開始しているが、高能率加工による加工時間短縮と工具の長寿命に力を発揮するとして市場においても広く支持されていることを背景に、ボールエンドミルのロングシャンク品を8アイテム(φ6~φ20)を追加発売する。
ロングシャンクボールエンドミルを用いることによって加工できる範囲がさらに広がるのでダイカスト金型やプラスチック金型の深彫りまで対応が可能となり、特に、R5、R6、R8、R10の4アイテムについては、刃径よりもシャンク径を1サイズ小さくしているので突き出し長さを自由に調整することができる。用途に合わせて色々な使い方ができるのも魅力であり、ボール刃形やコーティングは従来のHGOB-PN(エポックパナシアボール)を継承しているので気になる切削性能も確保している。
■特長
(1)R3~R10で首下長、および全長を長く、設計。金型の深さに合わせて最適な寸法で工具選定が可能(従来のレギュラーサイズのボールはR0.15~R10までをラインナップ)。
(2)切りくず排出良好でかつ、刃先強度を確保した独自のボール刃形により、工具摩耗の安定化が実現できる。
(3)実績の高いPNコートを採用しており、耐酸化性と密着強度が向上し、幅広い被削材に長寿命に対応できる。
価格は¥20,160~137,550(税込)