型技術協会が「もう一度基礎から学ぶ金型加工」の受講者を募集

型技術協会が型技術の設計製作に携わる技術者を対象とした基礎講習会を9月28日(金)に新大阪丸ビル新館で開催する。

この講習会は入社1~2年程度の若手技術者や技術はわかっていても理論を理解したい、もう一度基礎を固めたいといった中堅技術者に適した構成となっている。

基礎講習会では、金型加工に不可欠な「切削加工」をメインテーマとして、基本的な原理や事例を含む応用的な基礎技術について3つの講義で紹介する。また、工具メーカと工作機械メーカの方々を講師に迎え、基礎技術と最新技術の関連性を学びながら、最新技術の特徴や導入のメリットを考える加工現場に役立つ豊富な内容となっている。

・日時 9月28日(金) 13:00~17:30
・場所 新大阪丸ビル新館 3階 307号室(大阪市東淀川区東中島1-18-27)

●13:00~14:20  「切削加工の基礎」 日本大学  松田 礼 氏
【講義の概要】
「切削とはどのような物理現象なのか?」、「切れ味が良いとはどのような状態を指すのか?」等のような切削加工(金属切削)の基礎について説明する。切削加工の特長や二次元切削モデルを使った切削現象の基礎理論、切削温度や工具の摩耗・損傷、表面粗さ等、工学系大学で学習する内容をベースに講義をする。

●14:35~15:55 「エンドミル加工の基礎」 オーエスジー 今泉 英明 氏
【講義の概要】
エンドミルの各部の名称、エンドミルの種類、切削速度、1刃当りの送り量の求め方と言いった基礎知識をはじめ、切削条件と工具寿命および加工品位の関係、刃長(突き出し長さ)と切削性能、ねじれ角ならびに刃数の違いに見られる切削特性などエンドミル加工の基礎を切削事例や身近な体験事例をもとに解説する。

●16:10~17:30 「工作機械の仕組みと最新の加工事例」 牧野フライス製作所  石田 修也 氏
【講義の概要】
近年のマシニングセンタは高速化、高精度化、高品位化をターゲットにさまざまな技術革新が図られ、数年前のそれと比べ大きく様変わりしている。しかしながら、加工現場に対する要求もいっそう厳しくなっているため、この状況を打破するためには機械の性能ならびに特徴を理解し、持てる能力を最大限に発揮させることが必要である。本講演では、機械加工及びマシニングセンタの進化・発展の歴史をたどりながら、これからの金型加工に対する要求を考え、これに答える同社のマシニングセンタにおける最新技術と最新加工事例を紹介する。

■参加費■
いずれもテキスト1冊を含む
・会員  15,000円 (会員の対象は主催・協賛団体会員です)
・一般 25,000円
※ 個人会員A入会申込付き 27,000円(希望者は事務局まで問い合わせること)
内訳:参加費15,000円+入会金3,000円+8月入会時月割年会費9,000円。

■申込締切日■
2012年9月21日(金)※申込締切日後のキャンセルは不可。定員は30人。

■申込方法■
下記にオンラインで申し込むこと。
http://www.jsdmt.jp/14kiso/jsdmt-kiso11.cgi

■問い合わせ先■
一般社団法人 型技術協会
〒231-0011 横浜市中区太田町6-79 アブソルート横濱馬車道ビル201号室
電話:045-224-6081  FAX:045-224-6082  Eメール:info@jsdmt.jp

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