Gildemeister社がドイツにエナジーソリューションパークをオープン

太陽光発電設備  SunCarrier250(上)とSunCarrier22(下) 
太陽光発電設備  SunCarrier250(上)とSunCarrier22(下) 
森精機製作所(社長=森 雅彦氏)の資本業務提携先であるGildemeister社が、このほどドイツのビーレフェルト工場にエナジーソリューションパークをオープンした。このエナジーソリューションパークでGildemeister社は、製造業のための再生可能エネルギーの生産、蓄電、給電の最新のエナジーコンセプトを提案する。

今回設置された太陽光発電設備と風力発電設備は、約1メガワットの設備容量(ドイツの一般家庭220世帯分相当)で、Gildemeister社のビーレフェルト工場の電気需要の最大15%をまかなうことができる。また、機械生産、IT、サービスおよび設計部門は停電時でも、グリーン・エネルギーが供給される。

設備の詳細は、太陽光発電では、SunCarrier250が13台、新製品SunCarrier22が88台で、20,000m²のエリアに設置された。これらの製品は、太陽追尾(トラッキング)システムを備えており、固定架台の場合より最大40%の発電効率が向上する。さらに、風力発電では、WindCarrierが4台設置され、発電設備により生産されたエネルギーは、電力ピーク時をカバーし、かつ電気自動車用の充電ステーションに電力を供給するために、3台のバナジウムレドックスフロー電池CellCubeに蓄電される。バナジウムレドックスフロー電池には0.6メガワット時の蓄電能力があり、グリーン・エネルギーは敷地内の2台の充電ステーションから電気自動車に給電される。

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