日立ツールが新製品ラッシュ! マシニングセンターの能力をフル活用『アルファ デュアルフェイス ミル ASDF/H形』他

日立ツール(社長=田中啓一氏)が、続々新製品を発表している。
高能率なマシニング加工を実現するための工作機械の剛性や主軸特性に合わせた加工方法、工具の選定が重要になるが、同社は、1種類のインサートで高送り加工(ASDF形)と高切込み加工(ASDH形)の2種類のホルダに対応し、加工環境に合わせた高能率加工を可能とした刃先交換式正面フライス『アルファ デュアル フェイスミルASDF/H形』を発売した。
特長は以下のとおり。

ASDF形とASDH形で使用可能な共用インサート
1種のインサートで高送りと高切込みの2つのアプリケーションに対応可能であり、「ASDF形:」は、従来正面フライスに比べテーブル送りを大きくすることで能率向上が可能な高送りタイプ、「ASDH形」は、 従来正面フライスに比べ切込み量を大きくすることで能率向上が可能な高切込みタイプであり、工具管理の負担を軽減する。

耐久性に優れた大型インサート
内接円直径16mmサイズで、厚さ7mmの大型インサートにより破損トラブルを低減する。

経済性に優れたデュアルフェイスインサート
表裏両面で計8コーナの使用を可能である。

平面切削を主とする粗/中仕上げ加工(機械部品、自動車部品、金型等)に威力を発揮するこの工具の価格は、 ホルダ ・ボアタイプ(φ63~160): \69,510~\173,250、インサート  SNMU1607EN-C: \1,764、SNGU1607EN-C: \2,793(いずれも税込)。

穴加工と面取り加工を一度に加工できる超硬段付きドリル『段付きボーラー STB(H)-ATH』

同社は他にも部品及び金型におけるタップの下穴など穴の入り口に面取りが必要な加工に威力を発揮する『段付きボーラー STB(H)-ATH』をこのほど新発売した。

この製品は、通常、ドリルでの穴加工の後に面取り工具にて面取り加工を2工程で行っていたものが、超硬段付きボーラーを使用すると1工程にて穴加工と面取り加工が可能になるというもの。超硬ノンステップボーラーの刃溝形状の採用により、切りくずの排出性が向上し、切りくず詰まり等のトラブルが軽減される。また、ATHコーティングの採用により膜の密着性、耐熱性および耐摩耗性の向上により長寿命で安定した加工を実現した。

特長は、①穴加工と面取り加工を一度に加工が可能、②超硬ノンステップボーラーの刃溝形状の採用により、切りくず排出性が向上し、切りくず詰まり等のトラブルが軽減される、③ATHコーティングの採用により膜の密着性、耐熱性および耐摩耗性の向上により長寿命で安定した加工を実現した――である。

段付きボーラーは、STBH-ATH:φ3.4~φ10.3 内部給油タイプ(12アイテム)、STB -ATH:φ3.4~φ10.3外部給油タイプ(12アイテム) の計24アイテムを用意している。価格は、12,915円~47,880円(税込)。

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