シェアアップは正鵠を得た証! ハイスドリル世界一を誇る不二越
1928年12月、富山市で工具メーカーとして創業した不二越は、材料から商品までの一貫生産のもと、高品質な材料をベースに、工具、ベアリング分野へと業容を拡大してきた。今では機械加工、ロボット、機能部品、材料事業をあわせ持つ多様なソリューションを提供できる総合機械メーカーである。工具に始まって工作機械・ロボット・ベアリング・油圧機器、材料までを手がけている企業は世界にはない。
近年、「材料革命」とも呼ばれるほど使用部品の材質も変化し、生産工程では厳しい品質管理が要求されている。特殊な治具や工具が必要なものも多く、加工現場のコスト意識が高まっているのが現状だ。このような時流を受け、ハイスドリル世界一を誇る同社の取り組みに等ついて、工具事業を率いる堀 功 執行役員工具事業部長にお話を伺った。