海外向け販売は堅調に推移 ダイジェット工業

ダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)は、第2四半期(2012年4月1日~2012年9月30日)連結決算を発表した。欧州危機や中国経済の鈍化など世界経済の減速感が強まり、さらには円高の長期化などにより先行き不透明な状態が情勢下で、同社グループは、国内向け販売は微減となったが、海外向け販売は北米を中心に堅調に推移し、売上高は前年同期比2.4%増の44億8400万円となった。

このうち、国内向けは前年同期比2.4%減の27億8200万円、海外向けは11.3%増の17億200万円となり、輸出割合は38.0%と前年同期から3.1ポイント上昇した。製品別では焼肌チップが円年同期比9.0%減の8億1300万円、切削工具が前年同期比7.0%増の29億400万円、耐摩耗工具が前年同期比0.4%減の7億6200万円となった。

今後については、金型用工具など得意分野の育成強化とともに切削工具を軸に中国、東南アジアやインドを中心に輸出を拡大し、売上げの増大を図っていく。

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