ヘッド交換式エンドミル「iMXエンドミルシリーズ」を発売 三菱マテ

三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)は、三菱マテリアが開発、製造するヘッド交換式エンドミル「iMXエンドミルシリーズ」の販売をこのほど開始した。

近年、航空機や医療機器、自動車部品などの加工現場では、多品種・少量生産への対応、短納期化、コスト削減が常に求められているが、切削工具には、さまざまな加工に対応できる汎用性、突発的なトラブルを引き起こさない安定性、生産コストを低減できる経済性が求められている。ヘッド交換式エンドミルは、ヘッドとホルダの多彩な組み合わせにより、鋼からチタン合金、耐熱合金といった難削材まで、ヘリカル加工、側面加工、倣い加工など多様な加工に対応でき、さらには生産コストを低減できる工具として用途を拡げているが、同社が発売するヘッド交換式エンドミル「iMXエンドミルシリーズ」は、ジェットエンジン、発電機のタービンブレード、航空機機体の補強部等で使用されるステンレス鋼、チタン合金、耐熱合金といった難削材加工に特化したものとなっており、難削材の多様な加工を実現する。

特長は、以下の通り。

① 加工形態に応じて、ヘッドとホルダの多彩な組み合わせにより多様な切削加工を実現し、またヘッドのみが消耗品となるためランニングコストを削減。

② 工具をチャックに取り付けた状態でヘッド部のみの交換が可能。工具交換の時間を大幅に短縮。

③ 超硬一体ホルダを採用したことにより超硬ソリッドエンドミルに近い高剛性・高強度を実現。

④ ヘッドとホルダは、テーパ部分と端面部分の二面拘束により高精度・高剛性な締結機構を実現。

⑤外径 10,12,16,20,25mm 刃長1.0×Dを標準化。 

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