ダイジェット工業が新製品を続々市場投入!
2012年11月29日
切削工具メーカーのダイジェット工業(社長=生悦住 歩氏)がこのほど「エアロチッパー」、「耐熱合金用ワンカットラジアス」、「TA EZドリル」の3種類を発売した。
「エアロチッパー ALX/MAL形」は、航空機産業で使用されるアルミ・チタン合金を高速・高能率に加工できる刃先交換工具で、高精度な3次元ブレーカ形状のチップにより切削抵抗を低減、切りくず排出量に優れている。アルミ材加工時、Φ50にてQ=2,250ccを達成し、肩削りや溝削りだけでなくランピングやヘリカルなど多機能な加工もできるという特長を持つ。
本体は、高剛性・耐久性に優れたGボディを採用し全サイズクーラント穴付。
サイズは、Φ20~Φ63。
「耐熱合金用ワンカットラジアス DV-OCSAR形」は、耐熱・チタン合金加工において、びびりを低減し高速・高能率加工を実現するラジアスエンドミルで特長は、すくい角がポジで切れ味が良く、溶着を低減し、不等分割・不等リードに加え、コーナR部にまで不等リードを採用(特許出願中)し、びびりを低減。これにより、コーナR部や薄肉ワークでも加工面が良好。熱伝導率が高い母材と耐熱性の高いコーティングの組合せで、耐熱合金加工に最適――である。
サイズは、Φ3~Φ20(R0.5~R3)
「TA EZドリル TEZD形」は、チップ交換が容易で切削性能に優れる刃先交換式ドリルで、切削抵抗が低い独自の刃先形状(EZ刃形)を採用し、消費電力を従来品比30%カットする。工具交換はチップを交換するだけなので大変経済的であり、本体は高剛性Gボディの採用で本体寿命のみならずチップ寿命を大幅アップした。また、独自の方式により、切刃部が確実に給油され、切削性能が向上する。
サイズはΦ14~Φ32。