オペレーティングシステムMAPPS IVが新加工技術Profit Millingに対応 森精機
2013年01月27日
森精機製作所の製品に搭載しているオペレーティングシステム「MAPPS Ⅳ」は、DP Technology社によって開発された新技術「Profit Milling」に対応している。
「Profit Milling」はCAMソフトウェア「ESPRIT®」に新しく追加された荒加工用の新技術である。従来、ポケット加工や溝加工において、その形状が複雑な場合、プログラミングや加工に時間がかかり、また切削工具にも負担がかかり易く、工具寿命が短くなる原因ともなっていた。
新しい荒加工用サイクル「Profit Milling」は、エンゲージ角やチップ負荷、切削率、側面方向の切削力、加工速度などの各条件を最適化することにより、最適なツールパスを作成できる新しいテクノロジーで、よりスマートで効率的なツールパスを提供し、生産性を大幅にレベルアップさせることができる。同社は、この新技術を搭載したソフトウェア「ESPRIT®」を当社のオペレーティングシステム「MAPPS Ⅳ」に搭載することで、顧客により一層高性能な機械をご提供することが可能となる。
◆ESPRIT ®2013標準搭載「Profit Milling」の主な特長
・75%のサイクルタイム短縮*
・工具寿命を5倍以上延長*
・プログラミング時間の短縮
・エネルギー消費量の低減
・小型及び中型工作機械での生産性の大幅向上
・2.5軸、3軸、4軸及び5軸荒加工サイクルへの利用が可能
(*従来の同心ポケット加工との比較)
※DPテクノロジー
本社所在地 :1150 Avenida Acaso Camarillo, CA 93012, USA