「本年は上々の滑り出し」 日本工作機器工業会が賀詞会を開く

あいさつする寺町会長
あいさつする寺町会長
日本工作機器工業会(会長=寺町彰博氏)が1月15日、東京・芝パークホテルで新年賀詞交歓会を開催した。

あいさつに立った寺町会長は、「昨年の12月に政権交代がありました。円高も是正される方向にございますし、良いニュースでスタートができたと思います。当工業会も昨年前半、大変順調に滑り出しましたが、その後のヨーロッパ問題、中国の経済減速等あり、それにつられて失速する形になりましたが、販売額は1348億円、対前年比84.3%となりました。本年は上々の滑り出しを見せましたが、私どもの実体経済に繋がるにはもう少し時間がかかろうかと思っています」と述べた。

あいさつする須藤経産省産機課長
あいさつする須藤経産省産機課長
来賓を代表して、須藤治経済産業省製造産業局産業機械課長があいさつした。この中で須藤課長は、「昨年は6重苦や8重苦という嫌な言葉が流行り言葉となりました。われわれも超円高下の根こそぎ空洞化への対応という過激な言葉で対策を言わなければならなければいけない事態でしたが、皆様の業界は世界中のご要望に応え提案をしていく業界であろうかと思います。技術へのたゆまぬ努力は厳しい状況を打破していく境地にあると思っています」とした。
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