「金型ジャパンブランドで海外取引の支援をしていく」日本金型工業会東部支部が新年懇親会を開く
2013年02月26日
日本金型工業会東部支部(支部長=加藤忠朗氏)が1月24日、東京・上野精養軒で新年懇親会を開催し、多数が参加した。特別講演会は中小企業支援協会の黒岩一美理事長が「修羅場の経営学」をテーマに講演した。
講演会終了後、新年懇親会が開かれた。
冒頭、加藤支部長が新年のあいさつをした。この中で加藤支部長は、「今年は行政の着実な舵取りを期待したい。さて、精密小物のプレス金型やプラスチック金型の場合、最終のお客様が必要としているのは、実際の金型ではなくて部品です。海外では日本では金型専業メーカーは珍しいのですが、日本は金型専業メーカーが一般的です。ですが最近金型だけではなく量産ものも手がけるような会員企業も増えてきました。お客様が海外に進出されて現地で製品や部品が欲しいといわれる
来賓を代表して田中哲也経済産業省素経済産業室長が、「今年の6月までに成長戦略をまとめるとなっていますが、競争力の強化が重要課題となっています。われわれも政権と一体になって陰の黒子
になって成長戦略の策定を考えて奮闘している最中です。これまでは産業の空洞化ということで、われわれもここに重点を置いていましたが、今後は海外の需要をどう獲得していくかが大変重要な課題となっています。これは大企業のみならず中小に至るまで海外の需要の確保をどうするかがトッププライオリティとなっております」とあいさつをしたあと、牧野俊清日本金型工業会会長が、「現在、円安に振れたということでわれわれにとっては元気が出てきました」とあいさつした。後藤勇日進工具社長の発声で乾杯した。