排出ガス規制のオフロード法2011年基準対応! 日立建機が油圧ショベルZAXIS-5シリーズ4機種を発売

日立建機(社長=辻本雄一氏)は、新型油圧ショベルZAXIS-5シリーズとして、ZX240-5B(標準バケット容量1.0m3、運転質量23.8t)、ZX280-5B(同1.1m3、同27.8t)、ZX330-5B(同1.4m3、同31.9t)、ZX470-5B(同1.9m3、同46.0t)の4機種を4月1日から発売する。

これらの機種は、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合した油圧ショベルで、大作業量を維持しながら低燃費を実現しており、販売目標は、国内向けに4機種合計で年間220台を見込んでいる。
主な特長は以下のとおり。

1.低燃費と大作業能力を両立
・ZX240-5B、ZX280-5B、ZX330-5Bは、ハイブリッド油圧ショベル(ZH200)で好評の3ポンプ3バルブ式の省エネ油圧システムTRIAS(トライアス)を採用し、従来機と比較して作業量は同等で約10%※1の燃費を低減している。また、2020年燃費基準で☆☆☆(三ツ星レベル)※2を達成している。
・ZX470-5Bは、従来機と比較して、作業量は同等で約11%の燃費を低減している。
・パワーディギング(昇圧)時の掘削力を向上させた。

2.時代にマッチした環境性能
・排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage ⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応している。
・排出ガスの後処理装置として、PM(粒子状物質)を捕集し燃やすマフラーフィルタを搭載している。
・最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載している。

3.快適な運転空間
・足元空間を45mm広げ、シートのスライド幅を拡大し、快適な操作環境にしている。
・シートのスライド機構内にボールベアリングを採用し、ガタが小さく前後移動の操作力も軽くなり扱いやすくなった。
・縦型の7インチパネルの大画面カラーマルチモニタを採用し見やすくした。

4.楽なメンテナンスを実現
・運転席のモニタでエンジンオイル量のチェックができるので、車体に登らず日常点検ができる。
・エアコンコンデンサと燃料クーラーの目詰まりを防ぐ防塵ネットを一番外側に設置し、脱着を容易にした。

※1 ZX330-5Bは従来機と比較して5%低減。
※2 一般社団法人日本建設機械施工協会が定めた燃料消費効率を表す指標(JCMAS規格)において、2020年燃費基準として定められた評価値に対する達成率100%以上のレベル。

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