大径、長尺ワーク対応のCNC円テーブルを発売 ユキワ精工

ユキワ精工株式会社(社長=酒巻和男氏)は、このほど中心貫通穴径φ160のCNC円テーブル BNC320を発売した。

今回の開発にあたり、広報担当者は「CNC円テーブルは、専用コントローラや搭載機械のNC装置により、ワークの角度割出を行う為の機器です。新製品のBNC320は、大径の中心貫通穴を設け、大径ワーク、長尺ワーク等、今までの円テーブルでは対応出来なかったようなワークに対応することが出来ます。BNC320は多くの特徴を持ち合わせ、様々な加工において省力化が可能となります」と述べている。
製品の特長は以下のとおり。

1.ビッグボア
中心貫通穴がφ160と大きく、大径ワークや長尺ワーク等、多彩なワークに対応が可能。

2.強力クランプ・高剛性
クラス最大 3,000N・mのクランプ力を実現(クランプ力 同社比4倍)。また、テーブル軸を大径軸受で支持しているため、高剛性である。高クランプ力・高剛性の為、重切削に対応可能(円周方向荷重で、当社比4倍)。

3.精密割出
耐久性に優れた特殊合金ウォームホイールを採用しているので精密な割出が可能。累積割出精度は、20秒以内を誇る。

4.油圧ユニット不要
 円テーブル本体にエアハイドロ機構を内蔵しており、エアを供給するだけで、円テーブルのクランプが可能であり、円テーブルの為に、油圧ユニットを用意する必要がない。

5.かんたん接続
制御は同社製CNC円テーブル専用コントローラAC3-90を用意している。相手機械から1つのスタート信号(M信号)を受け、コントローラのプログラム 1ブロックを実行する。また、マシニングセンタのNC装置で制御可能なサーボモータを顧客より支給すると搭載することが可能(付加軸仕様)。

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