「若手経営者の想い・提言に期待」日本金型工業会が総会を開く
2013年06月28日
日本金型工業会(会長=牧野俊清氏、長津製作所会長)が6月6日、名古屋市内のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で第1回定期総会を開いた。
牧野会長のあいさつは次のとおり。
「リーマンショックから5年近くなりましたが、金型業界は、直後の打撃より立ち上げられず、生産額はリーマンショック前年の66%~70%と低迷を続けています。アベノミクスの好影響でセットメーカーが好決算を出しており、セットメーカーの開発費ともいうべき国内金型投資が復活することを期待します。本年3月に経済産業省素形材産業室より、「新素形材産業ビジョン」が発行されました。技術力、付加価値、人材育成、健全取引、情報発信、海外展開がキーワードとされていますが、業界再編・企業整理統合による筋肉質体質への変革も言及されています。日本金型工業会としては、「新素形材産業ビジョン」を受けて、「新金型産業ビジョン」を策定する予定で、若手経営者の想い・提言に期待しています。
議事は滞りなく進行し、第1号議案から第六号議案までそれぞれ満場一致の拍手をもって承認され総会は終了した。
第二部の講演会は、諏訪貴子ダイヤ精機社長が「製造業で生き続け、勝ち残るために~「今」と「これから」を常に見据えて~」をテーマに講演し、懇親会が開催された。