英国チャールズ皇太子がヤマザキマザックU.K.LTD(英国会社)を訪問

ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏)は、このほど英国ウースター市にあるヤマザキマザックU.K.LTD(英国会社)へ英国のチャールズ皇太子が訪問したことを発表した。

チャールズ皇太子はさまざまな産業界の若者たちの技術者の育成と職業訓練について高い関心をもっており、その視察先として同社の英国工場が選ばれた。

到着時には、「マザックのような高い技術をもった会社が英国に投資してくれたことに感謝する」と述べたチャールズ皇太子は、まずソリューションギャラリーから見学し、船舶用プロペラやF1 レーシングマシンの部品など、同社製品によって加工された多種多様な部品を見学。その後、ヨーロッパテクノロジーセンタ内でアプリケーションエンジニアと会話をし、同時5 軸加工機VARIAXISi-700(バリアクシス アイ)による人口膝関節の加工を見学、皇太子自らマザックの最新鋭の技術に触れ、工場見学では若手従業員やアプレンティス(近郊の工専や短期大学からの研修生)と、工作機械の技術習得などについて会話を交わした。

同社の英国進出は1984 年の日英首脳会談の席上で、当時の英国首相サッチャー女史から中曽根首相にヤマザキマザックの工場進出の誘致があったことから、1987 年に英国・ ウースター市に生産工場を竣工し、本年で工場竣工26 周年を迎えている。製品の85%は欧州各国に輸出され、その貢献が認められ、1992 年、2007 年の計2 回、輸出貢献企業としてQUEEN’S AWARD(英国女王賞)を受賞している。

ヤマザキマザックヨーロッパ総支配人のMarcus Burton(マーカス バートン)氏は、「チャールズ皇太子がヨーロッパ本社であるヤマザキマザックU.K.LTD(英国会社)にご訪問いただいたことは我々にとって、大変光栄なことであり、チャールズ皇太子の、若者の育成と職業訓練における長年の関心は、我々のエキサイティングで充実したキャリアを積ませることで未来の優秀なエンジニアを育成するという企業理念とまさしく一致している。チャールズ皇太子は、今回の工場ツアーを通して、我々の最先端の設備と若い技術者の育成プログラムに大変感銘を受けておられました。」とコメントしている。

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