世界初! 水に浮かぶ太陽光発電システムが日本に誕生!
2013年07月30日
フランスのソーラー企業、シエル・エ・テール・アンテルナショナル(Ciel et Terre International)の子会社、シエル・エ・テール・ジャパンは、このほど同社の特許技術であるHydrelio©(ハイドレリオ)テクノロジーを用いた世界最大のフローティングPVシステムを発表した。1,157 kWpという産業規模の水上設置型太陽光発電システムは、日本はもとより、世界初のものとなる。
このシステムは、桶川市(埼玉県)の入札を落札したシエル・エ・テールのパートナーである日本のソーラー大手、株式会社ウェストホールディングスと共同で建設される。土地と水資源を保全しながら雨水調整池をグリーンエネルギー分野に転換することを目的としている。
総発電量1.157MWpを呈する施設の年間の発電量は約1,500,000kWhで、標準的な家庭用ソーラーシステム360台分に相当する。
Hydrelio™テクノロジーは、既存の貯水池、池、水路、湖などを利用して、大地や水を汚染することなく再生可能エネルギーを生み出す水上設置型ソーラーシステムを指す。貴重な農地を使用することなく公益事業規模のプロジェクトを実現し、台風や地震のリスクのある地域においても確実に利益をもたらす実績ある技術である。
水上設置型ソーラー発電は、日本各地に数多く点在する灌漑池を有効利用することにより、農地や自然スペースを使用することなくソーラー発電プロジェクトの実施を可能にする、土地面積が狭い日本には特に適したソリューションであるという。