日立建機がZH200-5Bハイブリッド油圧ショベルを発売

日立建機(社長:辻本雄一氏)が、新型ハイブリッド油圧ショベルZH200-5B(標準バケット容量0.8m3、運転質量20.2t)を12月1日から発売する。

ZH200-5Bは、ハイブリッドショベルの低燃費性能だけでなく、さまざまな現場に柔軟に対応できる実用性を兼ね備えた新世代ハイブリッドショベル。ユーザーの投資回収の視点から優れたコストパフォーマンスを実現している。

ハイブリッドシステムは、旋回減速時に発生するエネルギーを電気エネルギーとしてキャパシタに蓄電し、旋回駆動時に旋回電動モータを有効活用することで燃料消費量を減らす仕組みだが、日立グループの協力を得て開発したハイブリッドシステムと省エネ油圧システムを融合した、TRIAS-HX(トライアス-エイチエックス)を従来機に引き続き採用した。

性能を向上させることで、さらなる低燃費化を実現しており、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合した油圧ショベルとなっている。
販売目標は、国内向けに年間300台の見込み。
主な特長は以下のとおり。

投資回収可能な低燃費の実現
・ZH200-5Bは、ハイブリッド機構を見直して、従来機(ZH200-A)と比較して約15%の燃費を低減した。標準機(ZX200-5B)と比較しても約15%の燃費を低減し、優れたコストパフォーマンスを実現した。

時代にマッチした環境性能
・排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(StageⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応している。
・低燃費の実現によりCO2を削減しているので国土交通省の低炭素型建設機械に適合している。
・国土交通省の超低騒音型建設機械に適合している。(指定申請中)―――など。

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