ハイスミーリングシャンクドリル「 SE高精度ドリルシリーズ」を発売! 三菱マテ

三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)は、三菱マテリアルが開発、製造するハイスミーリングシャンクドリル「SE高精度ドリルシリーズ」の販売をこのほど開始した。

同社では今回の発売について、「航空機、医療機器、自動車部品などの加工現場では、多品種・少量生産への対応、短納期、コスト削減が常に求められています。そのような中でハイスドリルには、多様な被削材に対応できる汎用性、突発的なトラブルが生じない安定性、生産コストを低減できる経済性が求められています。ハイスミーリングシャンクドリルSE高精度ドリルシリーズは、表面処理にシェービングカッタやブローチなどの精密工具で大変ご好評を頂いておりますSTH処理をドリル用に最適化した、D-STH処理を採用いたしました。この技術によってコーテッドハイスドリルに対し低コストかつ良好な仕上げ面と高精度な穴あけ加工を実現致します」とコメントしている。

このSTH処理とは、シェービングカッタやブローチなどの精密工具の工具母材表面を硬化させて耐摩耗性を向上させた特殊処理を指す。コーティングに比べ、切れ刃の鋭利さを確保し、さらに耐溶着性に優れるという特長を持つ。

工具母材表面を硬化させる表面処理技術「D-STH処理」によりノンコートドリルの切れ味とコーテッドドリルに近い耐摩耗性を両立し、コーテッドハイスドリルに比べ、高精度な穴あけ加工を実現した工具となっている。

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