森精機が新開発オペレーティングシステム『CELOS』を「EMO Hannover 2013」にて世界初公開!
森精機製作所とギルデマイスター社 (DMG)は、2013年9月16日(月)からドイツで開催されている金属加工の国際見本市EMO Hannover 2013(EMO 2013)にて新開発のオペレーティングシステム『CELOS』を世界初公開した。
森精機製作所は2009年からギルデマイスター社(DMG)と業務提携を開始し、各分野において連携を継続・強化している。2013年10月1日(火)から社名を両社とも「DMG森精機(「DMG MORI SEIKI)」に変更し、共同開発を一層進めていくとしているが、今回新開発した『CELOS』は斬新なデザインと直感的な操作を提供し、従来のオペレーティングシステムの印象を覆す。
『CELOS』は両社の新機種全てに搭載可能であり、『CELOS』を搭載した機械は2014年4月以降より出荷開始となる。
特長は以下のとおり。
① 多種多様なアプリケーションを搭載
多種多様なアプリケーションを搭載することで、加工の構想から完成までの工程作成を簡素化し、高速化を実現した。加工工程、機械データの一元管理や文書化、見える化を達成し、作業ミスの減少や作業効率の向上に貢献する。『CELOS』はユーザーへ直感的な操作を提供すると共に、アプリケーションの拡張に対応し、既存のインフラやプログラムとの互換性を確保しているので、ユーザーの生産に合わせたフレキシブルな対応が可能である。
② 21.5インチと15.6インチのデュアルワイドタッチスクリーンの採用
21.5インチと15.6インチのワイドディスプレイを採用し、スクリーン上のアイコンをタッチすることで操作を進め、シーンに応じて最適な画面へ切り替わる。これにより操作性を従来タイプの操作パネルよりも格段に向上させている。また、ERGOline®は統一のインタフェースを搭載している。
③ 使いやすさの追求
『CELOS』はオペレーターの立場から使いやすさを追求した設計の基に開発された。
各オペレーターに応じてディスプレイの位置を調整でき、機械の操作状況に応じてボタン表示を切替え、さらに操作していることを音で知らせることで、機械と人のインタラクティブな操作を実現している。早送り、送りオーバライドやマニュアルパルスハンドルなどの機械式スイッチは操作性とデザインを追及し金型から自社開発している。また機械操作パネル画面内には、登録された機械モデルが表示され、機械の動作と同期して各軸が動き、さらに動作する軸や方向が表示され、機内を目視しなくとも安心して操作が可能である。