日立建機が排出ガス規制のオフロード法2011年基準対応のZW180-5Bホイールローダを発売

日立建機(社長=辻本雄一氏)は、新型ホイールローダZW-5シリーズとして、ZW180-5B (標準バケット容量3.0m3、運転質量14.2t)の販売をこのほど開始した。

同機は排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合したホイールローダで、同社と株式会社KCMとの共同開発により両社の技術を結集させたニューモデルである。現行モデルの良さを踏襲しながらも、経済性、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められるあらゆる点を改良し、ユーザーニーズに応えている。
国内向けに年間120台を見込んでいる。
主な特長は以下のとおり。

1.燃料消費量を10%低減
・ZW180-5Bには、機械の動きを瞬時に判断し、エンジン回転数を制御する「アクティブエンジンコントロールシステム」を採用した。これにより、作業中の無駄なアクセルの踏みすぎを補正し、従来機比10%の燃費低減を実現した。

2.時代にマッチした環境性能
・排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage ⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応している。

・排出ガスの後処理装置は「酸化触媒」のみで、PM(粒子状物質)を捕集するセラミックフィルタが不要なクリーンエンジンを搭載している。
・最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載している。

3.快適な運転空間
・車体の揺れによる荷こぼれ抑制、オペレータの疲労低減のため、以下の機構を標準装備した。
-ライドコントロールシステム-新型クラッチカットオフ制御
-メカニカルサスペンションシート

4.楽なメンテナンスを実現
・ラジエータ清掃の手間を軽減する自動逆転油圧駆動ファンを標準装備した。
・モニタに、次回オイル/フィルタ交換までの時間を表示する。
・PM(粒子状物質)を捕集するセラミックフィルタがないため、一定時間毎のフィルタ清掃・交換が不要。
・“グローバルe-サービス”対応通信端末を標準装備しました――――など。

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