タンガロイが高精度直角肩削りカッタ『Tung-Tri』(タング・トライ)発売

タンガロイ(社長=上原好人氏)が、刃先交換式直角肩削りカッタ『Tung-Tri』(タング・トライ)の販売をこのほど開始した。

『Tung-Tri』は、新開発の3 コーナ仕様インサートを採用した直角肩削りカッタ。従来の2 コーナタイプに比べ、インサートを多コーナ化することで高い経済性を実現している。 
また、大きなすくい角と深いインクリネーションに加え、びびりを抑制する特殊な逃げ面形状を採用することで、加工中のびびり振動の発生を防いでいる。

さらに、曲線切れ刃を適用することで、高い精度の壁面加工を可能にしている。一方、最適刃数を設定したカッタボディは、大きな切りくずポケットを備え、これによって加工中の切りくず排出性が良好で、切れ刃欠損の要因となる切りくずの噛みこみを防止する。

直角肩加工、溝加工だけでなく、彫り込み加工など三次元加工も可能で、様々な加工形態に対応できる。インサートは、最大切込み量が10mm と15mm の2 種類のサイズを設定しており、これによって工具径φ25~100mm をカバーする。

また、新開発のAH3135 材種は、鋼、ステンレス鋼の加工において抜群の信頼性を発揮し、安定した長寿命を実現している。
このようにTung-Tri は、びびり振動に強く経済的なインサートと高性能ボディの組み合わせによって、幅広い被削材での安定した高能率、高精度直角肩加工を可能にしている。

■主な特長
●経済的な3 コーナ仕様インサートを採用。
●特殊逃げ面形状でびびり振動を抑制し、広い加工領域に対応。
●曲線切れ刃の適用で、高い精度の壁面加工を実現。
●ポジティブなさらい刃形状で、加工面品位に優れる。
●最大切込み量10 ㎜と15 ㎜の2 サイズのインサートを設定し、工具径φ25~φ100mm に対応。
●インサート材種には、AH3135、AH120 の2 種類を設定。

同社では初年度200百万円の販売を見込んでいる。

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