大澤科学技術振興財団が平成25年度研究助成費贈呈式を開く
大澤科学技術振興財団(理事長=大澤輝秀氏・オーエスジー会長兼CEO)が、10月7日、オーエスジー グローバル・テクノロジーセンターで「平成25年度助成費贈呈式」を行った。大澤科学技術振興財団は、日本のものづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという趣旨から平成3年7月18日に設立され、国内の大学・研究所等、非営利の研究機関に所属する研究者に研究に対する助成を行っている。
今年度は16件の研究開発助成および、12件の国際交流助成を行い、助成金の合計は2,466万円となった。また、設立来23年間の研究開発助成は262課題、国際交流助成も218件にのぼり、助成累計額は507,039,000円に達している。
■研究開発助成
1. アーク放電による新規ダイヤモンドコーティング法の開発
八戸工業高等専門学校 准教授 斉藤貴之
2. マイクロ自由曲面金型の高速高精度3次元形状測定に関する研究
東北大学・大学院 教授 高 偉
3. ダイヤコート超硬工具による楕円振動切削加工技術の開発
山形県工業技術センター 研究員 齊藤 寛史
4. 集束イオンビーム加工による単結晶ダイヤモンドバイトの製作とマイクロ軸切削
日本工業大学・工学部 准教授 野口裕之
5. PCD工具による硬脆材料の延性モード鏡面加工メカニズムの解明
理化学研究所・基幹研究所 専任研究員 片平和俊
6. DLCコーティング工具とアルコール水溶液ミスト供給の組合せによるアルミニウム合
金の切削加工技術に関する研究
芝浦工業大学・デザイン工学部 准教授 澤 武一
7. 電気めっき被膜からのマイクロサイズ構造部材の切削・加工とその機械的特性評価
東京工業大学・精密工学研究所 准教授 曽根正人
8. 遷移金属窒化物中で実現する6配位窒化ケイ素:新規高硬度材料の実現へ
長岡技術科学大学・工学部 助教 鈴木常生
9. 放電被覆された遷移金属材料工具によるダイヤモンド工具の高能率高品位熱化学研磨
法の研究
富山県立大学・工学部 准教授 岩井 学
10.テトラへドラルDLCコーティング工具による熱可塑性CFRPの高品位加工
金沢大学・理工研究域 教授 細川 晃
11.薄膜を利用した機能性表面テクスチャを有する高性能ラッピング定盤の開発
金沢工業大学・工学部 教授 畝田道雄
12.ガラス基板精密加工用単結晶ダイヤモンド製エンドミルの開発
中部大学・工学部 教授 鈴木浩文
13.金属薄膜の超微細精密周期加工装置の開発と電磁メタマテリアル 光学フィルターの製作
大阪大学・レーザーエネルギー学研研究センター 准教授 中田芳樹
14.サブミクロンアルミナ微粉体の常温衝撃固化現象を利用した高強度アルミナ微細形状薄膜の製作
香川大学・工学部 教授 大神裕司
15.超ナノ微結晶ダイヤモンド膜の切削工具への応用に向けた基板研究
九州大学・大学院 准教授 吉武 剛
16.UV-sharpeningによるダイヤモンドバイトの高度化技術の開発と超精密切削性能評価
熊本大学・先進マグネシウム国際研究センター 教授 峠 睦
■国際交流助成
K-1 2013年機械産業工学に関する国際会議(イタリア)
奈良工業高等専門学校 教授 和田任弘
K-2 2013年先端材料の製造と加工に関する国際会議(アメリカ)
千葉大学・工学部 准教授 糸井貴臣
K-3 第14回ヨーロッパ精密工学会国際会議(クロアチア)
防衛大学校・システム工学群 教授 由井明紀
K-4 アメリカ精密工学会第28回年次総会(アメリカ)
理化学研究所・先端光学素子開発チーム 特別研究員 郭 江
K-5 第16回先進材料加工技術国際会議(台湾)
岐阜大学・複合材料研究センター 特任教授 土屋能成
K-6 第16回電磁力応用国際会議(カナダ)
富山高等専門学校 教授 西田 均
K-7 米国光学会光学部品加工・計測会議(アメリカ)
千葉工業大学・工学部 教授 瀧野日出雄
K-8 ダイヤモンドと炭素材に関する国際会議(イタリア)
東京都市大学・工学部 講師 亀山雄高
K-9 2013年鉄鋼およびコンポジット組織に関する国際会議(韓国)
長野工業高等専門学校 教授 長坂明彦
K-10 第63回国際生産加工アカデミー総会(デンマーク)
金沢大学・理工研究域 教授 上田隆司
K-11 第63回国際生産加工アカデミー総会(デンマーク)
金沢大学・理工研究域 助教 小野谷智広
K-12 第16回国際先端砥粒加工シンポジュウム(中国)
豊橋技術科学大学 名誉教授 堀内 宰