タンガロイがアルミニウム部品高能率加工用カッタ『Tung-AluMill』の発売を開始

タンガロイ(社長=上原好人氏)が、アルミニウム合金に代表される非鉄材料部品を高能率に加工できる最新カッタ『Tung-AluMill』(タング・アルミル)の販売をこのほど開始した。

近年、軽量化などを目的として、アルミニウム合金を代表とする非鉄材料の部品加工が急増している。この製品は、アルミニウム合金等の部品の加工において、独自の切れ刃形状とインサートクランプ機構によって驚異的な加工能率を実現できるカッタであり、インサートは、底面をV 字形状にしたことにより、遠心力によるインサートの飛散を防止し、極めて高い切削速度での超高能率加工を可能にしている。また、独自の切れ刃形状によって非常に大きな角度での斜め送り加工が可能で、これにより彫り込み加工時の切りくず排出量を飛躍的に高めている。この斜め送り加工の際には、通常インサートクランプねじに大きな負担がかかるが『Tung-AluMill』では、インサート底面のV 字形状での拘束によって、切削抵抗による応力を分散させてねじへの負荷を低減している。さらにこのインサートは、鋭利な切れ刃と大きなすくい角との組み合わせで切削抵抗を低下させると共に、すくい面のポリッシュ仕上げによって溶着を低減し、優れた加工面品位を実現する。

カッタボディは、シャンクタイプで工具径φ25mm からφ40mm、各々に標準シャンクとロングシャンクを設定、ボアタイプは工具径φ40mm からφ125mm を標準設定しており、幅広いアイテムであらゆる加工形態に対応する。

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