平成25年度OKK会総会を開く

10月22日、名古屋市内のキャッスルプラザで「平成25年度OKK会総会」が開催された。

OKK会を代表して、

兼松KGK千葉社長
兼松KGK千葉社長
千葉靖雄社長が、「産業界の関心事といえばアベノミクスの動向ですが、日本経済も持続的な成長に向けた基盤がつくられつつある。今から1年ほど前を振り返えると、記録的な超円高、株価の低迷、GDPのマイナスということで、先行きが見えない閉塞感が漂っていた。その後、この1年間で事態は大きく変わってきたのではないかと言えるのではないか。アメリカも回復基調に向かい、ヨーロッパもプラス成長に向けて動いている。一方、リーマンショック後の世界経済を牽引していた新興国が変調をきたしているという見方もあるが、新興国は大きく伸びる余地がある。われわれはこの流れに乗り遅れないようにすることが大事であり、アベノミクスは、プロビジネス政策ですから、ビジネスに直結している設備投資に関する様々な施策が打ち出されているので、大きな流れとしては良い方向に進んでいる」とあいさつをした。

大阪機工 井関社長
大阪機工 井関社長
続いて大阪機工 井関博文社長があいさつをした。
この中で井関社長は業績について、「2013年3月期は、昨年秋以降の世界経済の低迷を受け、売上げ高についてはやや前年を下回ったが利益については営業利益、経常利益、最終利益とも前年を上回ることができた。これも皆様のお力添えの賜だと思っている。今期、4月-9月の業績については、昨年暮れから中国の尖閣問題、世界経済全体の低迷、あるいは国内設備投資の低迷を受け、特に第一四半期に当初予定していた売上げ、利益とも計画を大きく下回ることになり、第二四半期においては相当盛り返したが結果として上期については当初の計画に至らなかった。この10月から残り6カ月弱、グループを上げて上期の不振を取り戻すべく、一丸となって取り組んでいる」と述べ、本年4月から中期計画として“NEXT STAGE 100”をスタートした意気込みを説明した。

このNEXT STEGE 100は、創業100周年を迎える2015年度までの3カ年、次世代を展望し、OKKの全ての事業基盤の強化・充実を図るもので、主力工場であるM工場の建て替えと設備の更新、タイOKKの工場拡張により生産機種を増加させ、生産能力の増強と品質の向上を図る。価格競争力と収益力の強化を目指して、製造原価の徹底した低減のため、生産効率の向上と、海外調達の拡大と部品共通化により一層のコストダウンを図り、また、営業基盤の強化についても、国内・北米でのソリューションビジネスの拡充やプレサービス、アフターサービス両面の体制を強め、付加価値の向上を狙う。

OKK技術開発方針を取締役上関執行役員 宮島義嗣 技術本部長が、重切削加工市場におけるOKKブランド力の強化をあげ、ボリュームゾーンを狙った量産機種の競争力アップに注力すると説明した。

軍事評論家でNPO法人 国際変動研究所 理事長 小川和久氏が「激動する北東アジア情勢と日本の安全保障」をテーマに講演した後、場所を移して懇親パーティが開かれた。

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