10月分工作機械受注総額は1022.1億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた10月分の受注実績は以下の通り。
2013年月10月分工作機械受注総額は、1022.1億円(前月比+1.5%・前年同月比+8.4%)となった。受注総額は2カ月連続の1000億円超。前月比は3カ月連続の増加、前年同月比は18カ月ぶりの増加で、回復が継続。内需は国内の成長戦略などもあって回復が見込まれるが、外需は横ばい圏内。海外経済の動向等を注視。
【10月分内需】
386.5億円(前月比△8.5% 前年同月比+40.5%)。
■内需総額
・前月比6カ月ぶり減少、前年同月比4カ月連続増加。
・期末効果の反動もあり2カ月ぶりの400億円割れだが、9月に次ぐ本年2番目の受注額。
・回復のすそ野が広がりつつある中、着実な回復の動きが継続。
① 一般機械 146.5億円(前月比△20.2% 前年同月比+43.0%)
うち金型 29.0億円(前月比+15.1% 前年同月比+94.5%)
② 自動車 124.9億円(前月比+5.9% 前年同月比+37.4%)
うち部品 97.2億円(前月比+15.3% 前年同月比+54.9%)
③ 電気・精密 31.7億円(前月比△2.7% 前年同月比+8.9%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 19.6億円(前月比△17.0% 前年同月比+10.5%)
【10月分外需】
635.6億円(前月比+8.8% 前年同月比△4.8%)。
■外需総額
・前月比5カ月ぶり増加で、3カ月ぶりの600億円超。
・前年同月比は13カ月連続減少だったが、減少幅は5カ月ぶりに一桁台へ縮小。
・主要3極は全て前月比増加。欧州はリーマンショック移行の最高額を記録。
① アジア:259.2億円(前月比+10.3% 前年同月比△29.6%)
・東アジア:166.3億円(前月比+9.9% 前年同月比△44.0%)
〈中国〉:123.3億円(前月比+7.5% 前年同月比△46.5%)
・その他アジア:92.9億円(前月比+11.0% 前年同月比+30.7%)
〈タ イ〉:48.7億円(前月比+37.7% 前年同月比+101.9%)
〈インド〉:10.6億円(前月比△60.7% 前年同月比+6.6%)
② 欧州:150.8億円(前月比+12.0% 前年同月比+75.4%)
〈ドイツ〉:49.8億円(前月比+37.9% 前年同月比+104.9%)
③ 北米:211.0億円(前月比+5.8% 前年同月比+3.2%)
〈アメリカ〉:177.9億円(前月比△2.3% 前年同月比+5.6%)