タンガロイが新モジュラツーリングシステム『TungFlex』を発売

タンガロイ(社長=上原好人氏)が、このほどヘッド交換式カッタとそれに組み合わせるシャンク、ホルダシリーズのシステムを完成し、『TungFlex』(タングフレックス)として発売した。

『TungFlex』は、1本のシャンク、ホルダに多様な加工ヘッドを組み合わせて使用できるツーリングシステム。安価な加工ヘッドを揃えるだけで、ホルダは共通化できることから、非常に経済性が高いのが特長だ。

『TungFlex』はシャンク、ホルダを幅広く設定しており、加工状況に応じた最適の突出し長さとなるように組み合わせることができる。また、加工ヘッドとホルダの組み合わせでは、ホルダ部分が長くなるので、突出し長さを同じとした場合に従来のシャンクタイプカッタと同等以上の剛性を得ることができる。

万が一インサートの突発的な破損によって、ヘッド部に致命的な損傷が生じても、『TungFlex』ではシャンク、ホルダはそのままで、ヘッドのみを交換するだけで工具を再生できるので、経済的、時間的なメリットが非常に大きい。また、カッタとシャンク、ホルダとの接合には一般的な規格のねじを採用していることから、同様のシステムを持つ他社シャンク、ホルダと組み合わせることも可能である。

加工ヘッドには、高能率加工が可能な超高送りカッタDoFeedシリーズ『HXN03形』、倣い加工にも対応できる丸駒カッタ『HWD07形』を設定している。また、三次元加工も可能な高精度直角肩加工用カッタTungRec『HPO07形、HPO11形』も2014年初頭にラインナップに追加する予定である。

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