セコ・ツールズが被削材のための旋削チップ材種を新たに発表

セコ・ツールズがこのほど被削材のための旋削チップ材種を新たに発表した。
新しい 「TH1000」 および 「TH1500」 旋削チップ材種は、加工しにくい被削材を切削するための耐摩耗性に優れたソリューションの幅を広げる。材種を加工して、高性能を実現すると同時に、航空ならびに自動車などの分野でよく見られる超合金や高剛性加工物といった、さまざまな難しいケースにも対応できるように生産性を向上させた。

「TH1000」は、 TiSiN-TiAIN ナノラミネート PVD コーティング材種で、硬度の高い、超合金や「表面硬化」被削材の加工に優れた力を発揮する。さまざまな硬度と断続切削が多く存在するような要求の厳しい被削材にかかわる用途に耐久性と耐摩耗性を提供。耐久性に優れているため刃先が破損しにくく、効率的な切り屑処理を実現する。

一方、高い切り屑排出性を目指した 「TH1500」 は、硬質 Duratomic® コーティング材種で、優れた耐久性を提供するとともに、均質な焼き入れ鋼製加工物 (HRC 40-55) を生かした連続切削加工での生産性を最適なものにする。セコ・ツールズ独自の Duratomic® コーティング技術が強度を持つチップコーティングを誇る。さらに 「TH1500」 は、鋳鉄の仕上げに優れた耐摩耗性をもたらし、TK1001、 TK2001 といった同社専用鋳鉄材種を補うのに適している。

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