多機能形ショルダカッタ「APX3000形」「APX4000形」シリーズにPVDコーテッド超硬5材種を追加 三菱マテリアル

三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)は、このほど三菱マテリアルが開発、製造する多機能形ショルダカッタ「APX3000形」「APX4000形」用インサートにPVDコーテッド超硬材種「MP6120」「MP6130」「MP7130」「「MP9120」「MP9130」の5材種を追加し、販売する。

多機能形ショルダカッタ「APX形」は、低切削抵抗・高耐欠損性・超寿命と、工具に必要な三要素をすべて兼ね備えた画期的な工具。「APX形」シリーズ用インサートに鋼転削加工用に最適化したPVDコーテッド超硬材種「MP6120」「MP6130」、ステンレス鋼転削加工に最適化したPVDコーテッド超硬材種「MP7130」と耐熱合金・チタン合金などの難削材転削加工用に最適化したPVDコーテッド超硬材種「MP9120」「MP9130」を追加した。これにより、被削材に最適化した材種追加によりそれぞれの被削材において安定した加工を実現する。
PVDコーテッド超硬材種「MP6120」「MP6130」「MP7130」「MP9120」「MP9130」の主な特長は以下の通り。

①耐摩耗性・耐熱性・耐溶着性に優れる Al-Ti-Cr-N系積層コーティングを採用。

②新PVDコーティング技術TOUGH-Σ Technologyの適用により、転削加工時に起こりがちな熱亀裂の進展を抑制し、かつ耐欠損性を大幅に向上。

③PVDコーテッド超硬材種「MP6120」「MP6130」の最表層には、鋼に対し低摩擦係数であるAlCr系コートを採用。鋼転削加工において優れた耐溶着性を発揮。

④PVDコーテッド超硬材種「MP7130」の最表層には、ステンレス鋼に対し低摩擦係数であるTi系コートを採用。ステンレス鋼転削加工において優れた耐溶着性を発揮。

⑤PVDコーテッド超硬材種「MP9120」「MP9130」の最表層には、耐熱合金・チタン合金に対し低摩擦係数である Cr系コートを採用。耐熱合金・チタン合金の転削加工において優れた耐溶着性を発揮。

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