ヤマザキマザックがバー材加工の生産革新を実現するコンパクト複合加工機「INTEGREX i-100 BARTAC」の販売を開始!

ヤマザキマザック(社長=山崎智久)がこのほど、バー材加工の生産革新を実現するコンパクト複合加工機『INTEGREX i-100 BARTAC(インテグレックス アイ100バータック) 』 の販売を開始した。

この製品は、ジョブショップ、医療(人工骨)、機械部品メーカーなどで、同時5軸加工を必要とする部品加工において、最大径φ102mmのバー材からの削り出しによる生産革新を提供するもの。

複合加工機INTEGREX i-100に、φ112mmの大貫通穴主軸を搭載し、φ102mm以下の丸材や□70mm以下の角材から製品を削り出し、一台で加工を完結させることで、量産やセット生産のみならず、多品種少量・変種変量生産に対応し、生産性を大幅に高めることができる。しかも同社従来機と比べ、フロアスペースを45%削減した超コンパクト設計である。

新開発のバーローダや特殊チャック、 アンローダ、ワークコンベアと新たな8つ目のインテリジェント機能(知能化)のインテリジェント バーローダシステム(棒材供給制御機能)により生産性を向上する。このインテリジェント機能は、1本の棒材から 複数の種類、多数の部品を生産する際、最適な部品取りを行なえるようスケジューリングし、素材の残材量を削減と生産効率を高める特長を持つ。また、素材の加工エリアへの搬入についても自動で行なうため、ワークストッパが不要になるだけでなく、位置決め時間が短縮され生産時間の短縮が図れる。オプション機能としてチャック圧プログラム管理機能があり、今まで手作業で行っていたチェック圧の設定をプログラムによって簡単に行うことができる。

INTEGREX i-100 BARTACの特長

1.高生産性
(1)φ112mmの大貫通穴主軸と特殊チャックを搭載。
・φ102mm以下の丸材や□70mm以下 の角材から製品を削り出し、量産や多品種少量・変種変量生産に対応し、セット生産により生産性を大幅に向上。

(2)従来機比45%削減のフロアスペースでφ102mmのバーワーク加工が可能。
・従来機INTEGREX i-400の14.56㎡に対し、当機は8.06㎡で45%削減。

(3)新開発のバーローダ、アンローダ、ワークコンベア(オプション)により大幅な生産性向上。

(4)新たなインテリジェント機能『インテリジェント バーローダ システム(棒材供給制御機能)』(オプション)により生産性を向上。
・1本の棒材から複数の種類、多数の部品を生産する際、最適な部品取りを行なえるよう スケジューリングし、素材の残材量を削減し、生産効率を高める。また、素材の加工エリアへの搬入についても自動で行なうため、ワークストッパが不要になるだけでなく、位置決め時間が短縮され生産時間の短縮が図れる。
オプション機能としてチャック圧プログラム管理機能があり、今まで手作業で行っていた チャック圧の設定をプログラムによって簡単に行うことができる。

(5)4つのインテリジェント機能を標準搭載し、生産性向上とオペレータへの負荷を軽減。
・干渉防止機能 「インテリジェント セイフティシールド」
・音声ナビゲーション機能 「マザックボイスアドバイザ」
・主軸監視機能 「インテリジェントパフォーマンススピンドル」
・保守監視機能 「インテリジェントメンテナンスサポート」

2.高精度
2つの高精度加工を実現するインテリジェント機能を標準搭載し、長期にわたって
安定した高精度位置決めを実現。
・振動防止制御機能  「アクティブ バイブレーションコントロール」、
・熱変位制御機能 「インテリジェント サーマルシールド」

3.操作性の向上
エルゴノミクスデザインの採用による操作性の向上。
人間工学に基づき、使いやすさを向上している。「MAZATROL MATRIX 2」の操作画面は19インチモニタを標準装備、操作パネルは背の高さに合わせて上下調節と旋回が可能で作業効率を向上。

4.環境負荷低減
消費電力削減のため、機内照明にはLEDライトを採用。また、案内面はローラー ガイドを採用し、潤滑油消費量削減を実現。
さらに、チップコンベア(オプション)のサイクル運転終了後の運転自動停止システムや 人感センサなどを採用している。

販売目標台数は10台/月。

●販売価格
・「INTEGREX i-100BARTAC-S」(第2主軸付)45,400千円(税別) 
・「INTEGREX i-100BARTAC-ST」(第2主軸付、下刃物台仕様)49,900千円(税別) 

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