三菱マテリアルが“溝入れバイト” GYシリーズに多機能加工用精密級インサートMFブレーカを追加

三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏)はこのほど三菱マテリアルが開発、製造する“溝入れバイト”GYシリーズに多機能加工用精密級インサートMFブレーカを追加、販売開始した。

GYシリーズは、独自の締結技術トライロックにより、モジュラー型工具の弱点である本体剛性を大幅に高め、高能率加工が可能な溝入れ工具として好評を博していたが、溝入れバイトを使用して高精度な溝加工のニーズに対応するため、多機能加工用精密級インサートMFブレーカを追加するに至った。

“溝入れバイト” GYシリーズ 多機能加工用精密級インサートMFブレーカの主な特長は以下のとおり。

① 溝幅2mm~6.35mmを商品化。さらにC形止め輪(サークリップ)に対応可能な刃幅を標準化。

② M級インサートの刃幅公差(±0.03-±0.04)に比べ、外周研磨品である精密級インサートMFブレーカは、刃幅公差±0.02となり高精度。

③ 精密級インサートMFブレーカはモールデットブレーカならではの良好な切りくず分断性を発揮。

④ 外径用/端面用/内径用モジュラーブレードおよび内径用モジュラーホルダへ搭載可能。一種類のインサートで、外径加工、端面加工および内径加工を実現。

⑤ サーメット材種「NX2525」、PVDコーテッド超硬材種「VP10RT」「VP20RT」、超硬材種「RT9010」の4材種を規格化。

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