ケナメタルが画期的なスピンドルコネクションKM4X100™を発表
2013年12月27日
ケナメタルがチタンや硬合金の加工で最大の切り屑除去率が得られ、工作機械のパワーを最大限に引き出すスピンドルコネクションKM4X100™をこのほど発表した。
スピンドルコネクションは、工作機械のスピンドルとツールホルダーとの接合部であり、重要なつなぎ目。この重要なコンポーネントは、工作機械の動作仕様に適合するトルクを伝え、曲げ負荷への耐性を発揮することが必要である一方、チタンやその他の合金のような高強度材の加工においては、切削抵抗によって曲げモーメントが発生し、工作機械のトルクのしきい値に達する前に接合部分の限界値を超えてしまうことがある。
高いクランプ力と最適化された干渉レベルの両立が特長のケナメタルの新製品KM4X100™は、極めて高い剛性と曲げ負荷への耐性を備え、高強度合金や他の被削材の機械加工における性能が大幅に向上し、極めて高い切り屑除去率とシフト当たりの生産数量増大が実現する。
「ほとんどの場合、ある加工作業でどれだけの切り屑除去率が得られるかは工具とスピンドルのコネクションで決まります。」と話すのは、Kennametal社のツーリングシステム、グローバル製品管理担当役員であるDoug Ewald氏。「したがって、このコネクション分は高い負荷に耐えつつ、剛性も維持しなければなりません。切削工具やマシニングセンターの継続的な進歩とともに、利用可能な力を最適に活用するKM4X 100™のようなスピンドルコネクションが、生産計画の初期段階で検討するべき重要な項目となっています」と述べている。