日立建機がブラジルで油圧ショベル製造工場の開業式を開く
2014年02月25日
日立建機(社長=辻本雄一氏)は、ブラジル市場に本格進出するため、ディア社(Deere & Company、本社:アメリカ・イリノイ州、会長兼CEO:Samuel R. Allen(サミュエル・アレン氏))と、油圧ショベルの製造・販売の合弁会社であるディア日立ブラジル社(Deere-Hitachi Màquinas de Construção do Brasil S.A.、本社:ブラジル・サンパウロ州、社長:Adilson U Butzke(アディウソン・ブツケ氏))を2011年10月に設立し、油圧ショベル製造の新工場建設を2012年1月から進めてきたが、このほど完成した新工場の開業式を開催した。
開業式には、ミシェル・テメル(Michel Temer)ブラジル副大統領、ジェラルド・アルクミン(Geraldo Alckmin)サンパウロ州知事、レイナルド・ノゲイラ・ロペス・クルス(Reinaldo Nogueira Lopes Cruz)インダイアトゥーバ市長、ディア社からアレン会長兼CEO、日立建機から木川理二郎会長、辻本雄一社長はじめ、関係者700名以上が出席した。
日立建機とディア社は、1988年にアメリカ・ノースカロライナ州での製造・販売の合弁会社ディア日立社(Deere-Hitachi Construction Machinery Corporation)を設立以来、北中南米における重要なパートナー関係を築いている。ブラジルでの合弁事業は、両社で長期的な成長機会をさらに追求するものであり、建設機械需要が急成長しているブラジルにおいて、日立建機が世界トップクラスの技術を誇る油圧ショベルの技術を供与することで現地生産を本格的に進め、マーケティングは農機で現地に強固な地盤を持つディア社が担当することによって、ブラジル市場におけるプレゼンスを高めていく。新工場の概要
(1)工場所在地:ブラジル連邦共和国サンパウロ州インダイアトゥーバ市
(2)生産品目:中型油圧ショベルの製造・販売(15t~40t未満)
(3)生産開始:2013年9月より、20t、25 tの生産を開始
(4)生産能力:約2,000台/年(現地産化比率60%以上)
(5)敷地面積:200,000㎡