セコ・ツールズが溝加工および突っ切り加工のための製品ラインを拡充

セコ・ツールズは、2014 年の拡販強化製品として、溝加工および突っ切り加工に使われる製品の拡充をすると発表した。新製品の投入に力を入れるほか、オンラインの「デジタルセールスガイド」の運用も開始し、新しい方法で市場に技術情報を提供するとしている。

溝加工と突っ切り加工向けの製品ポートフォリオでは、現在、X4 接線工具、MDT(多方向旋削工具)システムや 突っ切り加工用ブレード、ミニシャフトボーリング工具といった幅広い製品を展開している。

「X4」 は、独自の設計と接触面により、突っ切り加工および溝加工の用途に向けて適応性に富んだ高性能ソリューションを提供する。また、安全性を最大限に高め、深い切込みを可能にするために、強靭なクランピングシステムを備えた強固なタンジェンシャルカッタが搭載されている。0.5 ~ 3mm の複数の切れ刃幅に対応し、柔軟な溝加工を実現するほか、突っ切り加工でも材料の無駄を最小限に抑える。切込み深さは 6.5mm まで達し、最大 13mm 径の部品の突っ切り加工が可能である。この分野で初めて、円/全半径の形状とサークリップ溝のための形状を採用している。

MDT システムは、さまざまなスローアウェイ式チップ、ホルダスタイル、切削幅、材種を揃え、溝加工、突っ切り加工、旋削、ねじ切り、倣い加工など、さまざまな作業での外径、内径、軸方向の機械加工をサポートし、また、V 字型のトップクランプと、チップとホルダ間のセレーション加工が施された接触面により、高レベルの安定性を実現する。

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