オーエスジーが101回定時株主総会を開く

オーエスジー(社長:石川則男氏、本社:愛知県豊川市)は、さる2月22日(土)10時から第101回定時株主総会を開催した。
 
定刻、議長である大沢会長が開会を宣し、監査報告、計算書類報告をしたのち、剰余金処分、定款一部変更、取締役11名選任、監査役2名選任、役員賞与支給についてそれぞれ上程され、審議の結果、いずれも原案どおり承認可決した。
 
同社の事業の経過・成果(2012年12月1日から2013年11月30日まで)については、海外での需要は北米をはじめ総じて堅調を維持し、また期央から日本経済が回復基調に転じたものの、期初からの業績低迷を払拭しきれず、売上高では883億7千8百万円(前期比5.1%増)、営業利益は128億2千7百万円(前期比8.1%減)、経常利益139億1万円(前期比1.6%増)、純利益86億1千9百万円(前期比20.8%増)となった。

また、地域別売上高でみると、国内は557億1千6百万円(前期比5.6%減)、米州162億8千2百万円(前期比17.9%増)、欧州78億5千2百万円(前期比20.5%増)、アジア238億5百万円(前期比13.8%増)となった。

同社の今後対処すべき課題については、2016年度に売上高1,000億円達成のために、次の諸施策に取り組む。

1.大手ユーザーの開拓とフラッグシップ製品戦略
最適な加工方法の提案、最先端技術を活用した製品の開発、対面型販売組織のグローバル展開により大手ユーザーを開拓するとともに、一方で主力製品ごとにボリュームゾーンでシェアアップを図るフラッグシップ製品の投入に注力する。

2.重点顧客産業の拡大
 注力すべき主要ユーザーを自動車産業、金型産業、航空機産業に加え、エネルギー、建機、IT部品、塑性加工、精密加工、医療分野へと拡大し、成長分野での顧客開拓を推進することで、新たな受注の獲得を図る。

3.新興国市場での受注力の強化
アジア地域に積極的に経営資源を投入し、生産能力の増強を図るとともに、生産、営業、アフターサービスまでの一貫体制を拡充し市場ニーズへの対応力を強化することにより受注力の強化を図る。

なお、株主総会終了後、新製品紹介、海外戦略についてプレゼンテーションが行われた。本年は、①欧州市場でのアウェーゲームを征する ②激動する中国市場への新たな流通構築へ ③インドで根付くOSG、について約1時間にわたり説明があった。

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