2月分工作機械受注総額は1019.8億円 日工会
日本工作機械工業会がまとめた2月分の受注実績は以下の通り。
2014年月2月分工作機械受注総額は、1019.8億円(前月比+1.4%・前年同月比+26.1%)となった。受注総額は、6カ月連続の1000億円超で、前年増月比も5カ月連続増加と回復が継続。内需は消費税に伴う駆け込み需要や政策効果の剥落により、前月比は3カ月連続減少だが、前年同月比は8カ月連続増加した。一方外需の受注額は2カ月連続の700億円割れだが、アジアでスポット受注も見られ、前月比は2カ月ぶり増加した。足下では、需要に一服感が見られているが、今後は海外経済の回復や国内の各種政策効果などにより回復傾向が継続するものと見込まれ、今後の動向を注視。
【2月分内需】
340.0億円(前月比△0.9% 前年同月比+24.4%)。
■内需総額
・前月比3カ月連続減少、前年同月比8カ月連続増加。
・補助金関連需要、消費増税前の駆け込み等が一服し、2カ月連続の350億円割れ。
・今後は各種政策効果もあり、回復が見込まれ、動向を注視。
① 一般機械 128.7億円(前月比△14.3% 前年同月比+23.0%)
うち金型 18.0億円(前月比△17.4% 前年同月比+44.0%)
② 自動車 124.6億円(前月比△15.9% 前年同月比+35.3%)
うち部品 81.8億円(前月比△32.4% 前年同月比+51.8%)
③ 電気・精密 24.4億円(前月比△21.2% 前年同月比+2.8%)
④ 航空機・造船・搬送用機械 16.3億円(前月比△37.9% 前年同月比+21.5%)
【2月分外需】
679.8億円(前月比+2.6% 前年同月比+27.0%)。
■外需総額
・前月比は2カ月ぶり増加 前年同月比は4カ月連続増加。
・前月に引き続き、アジアでスポット受注が見られ、650億円超えを維持。
・主要3局では、北米のみ減少。
① アジア:309.4億円(前月比+10.2% 前年同月比+44.1%)
・東アジア:228.4億円(前月比+7.0% 前年同月比+66.5%)
〈中国〉:180.4億円(前月比+4.3% 前年同月比+71.9%)
・その他アジア:81.0億円(前月比+20.5% 前年同月比+4.5%)
〈タ イ〉:38.5億円(前月比+15.8% 前年同月比+10.1%)
〈インド〉:13.7億円(前月比△21.5% 前年同月比+97.8%)
② 欧州:153.7億円(前月比+10.9% 前年同月比+57.4%)
〈ドイツ〉:46.9億円(前月比+11.2% 前年同月比+92.3%)
③ 北米:207.6億円(前月比△8.3% 前年同月比△3.3%)
〈アメリカ〉:193.1億円(前月比+13.8% 前年同月比△3.9%)