日立建機が油圧ショベルZAXIS-5シリーズ2機種を発売

日立建機(社長=辻本 雄一氏)は、新型油圧ショベルZAXIS-5シリーズのZX120-5B(標準バケット容量0.5m3、運転質量12.2t)と後方超小旋回機ZX135US-5B(同0.5m3、同13.4t)を4月1日から発売する。

排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合した油圧ショベルで、大作業量を維持しながら低燃費を実現している。
販売目標は、国内向けに2機種合計で年間1,500台を見込んでいる。
主な特長は以下のとおり。

1.低燃費と大作業能力を両立
・ZX120-5B、ZX135US-5Bは、油圧システム(HIOSⅢ)を採用し、従来機(ZX120-3、ZX135US-3)と比較して作業量同等で約5%の燃費を低減。
・2機種共に2020年燃費基準で三つ星レベルを達成。
・パワーディギング(昇圧5%)を新たに追加し、掘削力の違いが分かるようにしている。

2.時代にマッチした環境性能
・排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(StageⅢB)、北米(Interim Tier 4)に対応している。
・排出ガスの後処理装置として、PM(粒子状物質)を捕集し燃やすマフラーフィルタを搭載している。
・最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載している。

3.快適な運転空間
・足元空間を45mm広げ、シートのスライド量も大きくして、快適な操作環境にしている。
・シートのスライド機構内にボールベアリングを採用し、ガタが小さく前後移動の操作力も軽くなり扱いやすくなった。
・縦型の7インチパネルの大画面カラーマルチモニタを採用し見やすい。

4.楽なメンテナンスを実現
・運転席のモニタでエンジンオイル量のチェックができるので車体に登らずに日常点検ができる。
・エアコンコンデンサと燃料クーラーの目詰まりも防ぐ防塵ネットを一番外側に設置し、脱着を容易にした――など。

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