NSK がリニアガイドTM「NH シリーズ」「NS シリーズ」を発売
2014年04月14日
日本精工(社長=大塚紀男氏)は、従来比2倍以上の長寿命を実現させた、NSK リニアガイドTM「NH シリーズ」「NS シリーズ」を開発し、2014 年7 月から本格的に販売を開始する。2015 年には25 億円の拡販を目指す。
NSK リニアガイドTM は、半導体・液晶製造設備、自動車製造設備、搬送用ロボット、工作機械などの各種生産設備を中心に、幅広い用途で使用されているが、このような装置に使用されるリニアガイドには、生産性の向上やメンテナンス期間の延長などの理由から、一層の長寿命化が求められている。リニアガイドは、ボールとボール溝の接触で荷重を支えており、ボール溝の設計と製造の技術が、寿命を決定づける要因になっている。そこで同社では、強みである「解析技術(シミュレーション技術)」と「生産技術」を結集して、新しい形状のボール溝を開発した。接触面圧分布の最適化によって、寿命の飛躍的な向上が可能になる。
「NH シリーズ」「NS シリーズ」では、新しいボール溝の適用によって、従来比2倍以上の長寿命を実現している。