ケナメタルの新しい『Beyond™』は低コストでアルミニウム加工に最適

ケナメタルの微粒子超硬材種と独自のポイント形状を取り入れた新しい『Beyond™ 』材種を取り入れたHPS超硬ソリッドドリルは、優れた切り屑除去率と工具寿命を実現し、アルミニウムの穴あけ加工における工具として注目されている。

超高硬度多結晶ダイヤモンド(PCD)ドリルは、シリンダーブロック、シリンダーヘッド、ギアボックス、サスペンション部品など、重要部品に使用されている一方、高品質のPCDソリューションは価格が高いため、自動車業界のサプライヤーなどは、コストを抑制し、さらに厳しい生産日程を維持することが難しい。

同社の『Beyond KN15™』 超硬材種の優位性は、アルミニウムの機械加工に特化してカスタマイズされており、表面が高度に研磨加工されるため、フルート、マージンおよび切れ刃にかかる摩擦が低減されることである。このため、最小クーラント量(MQL)でも優れた切り屑排出を実現する。ドリル設計の特長として、独自の135度の高性能ドリルポイントを採用し卓越したセンタリング性能と送り量の向上を実現、また、シャープな切れ刃により切削抵抗が低減する。拡張されたスパイラルフルート設計で切り屑排出速度がさらに速くなり、切削抵抗も低減する。なお、直径範囲は3.0から20.0 mm(0.118 から0.787インチ)まで、長さは3XDおよび5XD(スルークーラント)を揃えており、インチ、メトリック、分数およびタッピングサイズも用意している。

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