タンガロイが DrillLine刃先交換式ドリル『TungSix-Dril』を拡充
2014年04月29日
タンガロイ(社長=木下 聡氏)が好評を博している刃先交換式ドリル『TungSix-Drill』(タングシックス・ドリル)に工具径φ20.0 -φ27.0 mm、L/D = 2,3のアイテムを拡充し、このほど発売を開始した。
この商品は刃先交換式ドリルでは世界初のコンセプトとなる6コーナインサートを採用している。通常の両面仕様インサートでは、その形状特性から切削抵抗が高くなりやすい。『TungSix-Drill』は、インサート配置の最適化と独自のチップブレーカ形状によって切削抵抗を低減し、市場で広く使用されている片面仕様インサートを使用した工具と同等の切削抵抗を実現している。また、インサート材種には新開発のコーティング膜を持つ新材種「AH9030」を採用し、耐摩耗性、耐酸化性を大幅に向上している。
主な特長
●工具径:ø20.0 -ø27.0 mm、加工深さL/D=2, 3に対応。
●両面仕様6コーナインサートを採用。
●1種類のインサートを中心刃・外周刃で使用。
●最適なインサート配列で、理想的な切削バランスを実現し、加工穴精度を向上。
●独自のインサート形状により、欠損しやすい中心部分の切れ刃強度を向上。
●ツイステッドオイルホールの採用で、優れた切りくず排出性を実現し、切りくず詰まりを解消。
●耐摩耗性、耐酸化性に優れた新開発のコーティング膜を持つ新材種「AH9030」を採用。
●新表面平滑化技術「PremiumTec」の採用で、安定した長寿命を実現。