碌々産業が超硬直彫りトータルソリューションセミナーを開催 150名の来場者で賑わう

あいさつする海藤社長
あいさつする海藤社長
碌々産業(社長=海藤 満氏)が、4月22日(火)、23日(水)の2日間、同社静岡工場で『超硬直彫りトータルソリューションセミナー』を開催した。

今回は、「工具の進化に伴い可能となった超硬直彫り加工だが、実生産レベルではまだまだ課題がある。そこで今回、超硬直彫り加工における課題解決をトータルに提案する」との趣旨のもと開催されたセミナーである。

海藤社長はあいさつの中で、「今回のこのセミナーは非常に人気が高く、あっという間に定員が埋まってしまい反響に驚いている。超硬の直彫りについて皆様のニーズの高さが伺える。微細加工機のリーディングカンパニーを目指して発展途上の私たちだが、今まで市場で困難とされていたものでも、提案できる力があることがリーディングカンパニーのあるべき姿と感じている。皆様の忌憚のない意見を頂戴し、それを踏まえて私どももソリューションを提案していきたい」と述べた。

今回、さらなる加工精度を向上して登場した新製品、『CEGA-3300』では、徹底した熱変位の改善が特長。XY軸熱変位量は従来比約1/2。工程別の取り代安定、ワイヤーカット後の段取り変えによる芯ずれを解消し、また、ツインアーム方式の採用で、現場で嬉しい“ATC交換時間の短縮”も実現している。

微細加工をチェックする聴講者
微細加工をチェックする聴講者
また、生産現場に経済効果をもたらすためのコスト削減を目指した新製品『PR―Mill』も、高能率加工で工具コストを減少させる画期的な製品。これは、solid Works内で動作するシームレスに統合されたCAMソフトウェアである。solid Worksで作成されたモデルを変換することなくダイレクトに使用することができるため、データ修正をせずに加工定義をすることができる。独創的なアルゴリズムで工具の側面を有効的に使用する軌跡を作成し、サイクルタイム短縮と工具寿命の延長を両立してくれる。

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